映画:「点子ちゃんとアントン」
点子ちゃんとアントン [Pünktchen und Anton]
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監督: カロリーヌ・リンク Caroline Link
出演: エレア・ガイスラー Elea Geissler
マックス・フェルダー Max Felder 他
【解説】
点子ちゃんとアントンは親友同士。でも、父のいないアントンは病気になった母の代わりに、内緒でバイトしていて最近一緒に遊べない。一方、点子ちゃんの家は裕福だけど、医者の父とボランティアに熱心な母は留守がちで、母と一緒にいられるアントンがうらやましかったりする……。裕福な家庭の子、点子ちゃんと、貧しいけれどいつも元気なアントンの友情を描いた心温まる物語。
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エーリヒ・ケストナーの児童文学の映画化。
ワシは基本的に動物の感動ものには弱いんですが、人間の子どもが出てくる感動ものは苦手。何だか嘘臭く感じてしまうから。
その点、この作品は児童文学が原作で「大人の考えたファンタジー」ではなく、子どもは子どもとして描かれていてなかなか良かったです。
裕福だけど家族の愛に飢えている点子ちゃん、貧しいけれど母親の愛を目一杯受けているアントン。対照的な境遇のふたり。お互いを羨ましいと思うことはあっても、そこで卑屈になって僻んだりするのではなく、相手のためにできることを自分なりに考えているのが微笑ましい。
二人ともすごく真っ直ぐで可愛らしいんだけど、特にアントンがいい。普段は優等生で正義感が強いんだけど、お母さんを助けたくて盗みを働いてしまうところとか、お父さんに会いに行くために車を運転してしまうところとか、子どもっぽい直情的な部分がうまく表現されてて、自分の子ども時代を思い出してしまったり。アントンのお母さんも慈愛に満ちていて、本当にアントンを愛している感じがして思わず和んでしまう。
心がちょっと疲れたときに見るとホッとできる作品。
(蛇足)
「点子ちゃん」はニックネームで原題の「Pünktchen」から。
ドイツ語の[Pünkt]は英語の[point]にあたり、[-chen]は小さいものを表す接尾語。
大学時代にちょっとだけ勉強したドイツ語知識より。
【超個人的評価】
★★★☆☆