映画:「エターナル・サンシャイン」
エターナル・サンシャイン [Eternal Sunshine of the spotless mind]
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監督: ミシェル・ゴンドリー Michel Gondry
出演: ジム・キャリー Jim Carrey
ケイト・ウィンスレット Kate Winslet 他
【解説】
バレンタインデーを目前にしたある日、ジョエルは不思議な手紙を受け取った。そこには、最近ケンカ別れしてしまった恋人クレメンタインについてこう書かれていた。“クレメンタインはジョエルの記憶を全て消し去りました。今後、彼女の過去について絶対触れないようにお願いします。ラクーナ社”。仲直りしようと思っていた矢先にそんな知らせを受け、立ち直れないジョエル。そして彼も、彼女との記憶を消すことを決意し、ラクーナ医院を訪れる。そこでは、一晩寝ている間に脳の中の特定の記憶だけを消去できる施術を行なっていた…。
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久しぶりに映画館に映画を見に行きました。この映画は絶対に映画館で見たかったので。
何てったって、脚本が「マルコビッチの穴」 のチャーリー・カウフマンだし、出てる役者もジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルスティン・ダンスト、イライジャ・ウッド、マーク・ラファロetc…と超豪華。見逃すわけにはいかないでしょう。
ま、映画館は案の定カップルまみれだったけど。でも負けないもん(´Д⊂) 。
さて、ここからが本題。
まず結論から先に言うと、面白かった!!さすがカウフマン!
普通、ラブストーリーって「紆余曲折があったけど最後に2人は結ばれました。めでたしめでたし」っていう展開が王道じゃない?
でも、この映画はそうじゃなくて告白した後の2人の展開をメインに描いている。しかもその上で王道のパターンを行っちゃってるんだから。これが。
自分のことを忘れてしまった彼女を忘れるため、自分も彼女と同じ施術を受けることにしたジョエル。最近の出来事から過去に記憶を遡りながら、徐々に彼女との記憶を消していく。別れ際の修復不可能な2人から段々と付き合いはじめの2人へ…。その中で彼女との記憶の大切さに気付いたジョエルは残りの記憶が消されてしまわないよう、脳の中を逃亡していく。
ジョエルの記憶の中で一緒に逃げるクレメンタインは、本当のクレメンタインではなくて、ジョエルが想像しているだけのもの。でも、それは当たり前のことなのかもしれない。現実に顔をつき合わせて話していたとしても、相手を本当に理解することなんて出来ない。そこには自分の勝手な思い込みが少なからず入ってしまうから。
一方、ジョエルの記憶を辿るストーリーとは別に、ジョエルの施術中の現実世界でのストーリーも絡んでくる。
時間軸がめちゃくちゃなので、ややこしくなるかと思ったら、意外にすんなり理解できるような展開にしてあるのは流石。
ジム・キャリーが「話のタネになるようなことが全然ない」つまらない男、ケイト・ウィンスレットが「精一杯生きたいの。何にでも挑戦して、一秒だって無駄にしたくないわ。」と言い放つ自由奔放な女、と普段の役柄が逆転したような配役も良し。脇を固める役者もすごく良かった。
そして何より、最後の"okey."というシンプルな台詞がとてもいい。
劇中で使用される引用より
How happy is the blameless vestal's lot!
The world forgetting, by the world forgot.
Eternal sunshine of the spotless mind!
Each pray'r accepted, and each wish resign'd.
("Eloisa to Abelard" by Alexander Pope)
真の幸福は罪なき者に宿る。忘却は許すこと。太陽の光に導かれ、無垢な祈りは神に受け入れられる。
(「エロイーザからアベラードへ」アレキサンダー・ポープ)
【超個人的評価】
★★★★★
