映画:「マン・オン・ザ・ムーン」 | atom×atom

映画:「マン・オン・ザ・ムーン」


マン・オン・ザ・ムーン [Man on the Moon]

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監督: ミロス・フォアマン Milos Forman
出演: ジム・キャリー Jim Carrey
    ダニー・デヴィート Danny DeVito    他
【解説】
 ジム・キャリーが実在のコメディアン、アンディ・カウフマンに扮した人間ドラマ。35歳で他界した伝説のコメディアンを主人公に、その孤独で不可思議な生涯を綴る。おかしくも哀しいカウフマンを、等身大に演じたキャリーが秀逸。ミロシュ・フォアマン監督。
売れないコメディアンとしてライブハウスを転々としていたカウフマンに、ある日チャンスが訪れる。やがて人気者となった彼は、その成功とは裏腹に自虐的になってゆく。
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「トゥルーマン・ショー」がよかったので、ジム・キャリーつながりで。
アンディ・カウフマンという実在の人物の話ということで、「トゥルーマン・ショー」のような突拍子もない話ではないんだろうと思っていたら、いやいや、突拍子もない話。
アンディ・カウフマンの実際を知らないので、本人に似ているかどうかは分からないけども、ホントにこんな人いたの?って言うくらいやる事なす事エキセントリック。常人にはついていけない世界。トニー・クリフトンという別人格のクラブ歌手に成りすましてTV収録の現場を滅茶苦茶にしたり、差別発言をわざとしたり。何が面白いのか分からないし、誰を楽しませようとしているのか分からない。
ただ、ストーリーが進むにしたがって、カウフマンが一体なにを求めているのかが分かってくる。
どれが彼の本当の姿で、何が彼の本心か。TVで彼のパフォーマンスを見ているだけでは分からない部分。
初めは「絶対こんな人が周りにいたら嫌だ」と思っていたのに、後半、カウフマンが病に倒れてから彼の孤独がさらに浮き彫りにされ、葬式のシーンに至ると思わず涙。葬式で流れた歌の歌詞が彼の本心ではないかな?
最後のシーン、カウフマンが死に、相棒のズムダも客席にいるのにトニー・クリフトンが舞台に上がる。彼は一体誰が演じているのか?カウフマンが死んだというのは実はまた彼が仕掛けた悪戯なのか、はたまた…という映画監督の仕掛けも、カウフマンの人生を象徴していて面白い。
カウフマンを演じるジム・キャリーは素晴らしい演技。ジム・キャリーというと大げさでわざとらしい演技のイメージがあったけど、それを逆手にとって、何が本当で何が嘘なのか分からないというカウフマンの性質をよく表現している。実在の人物を演じるとモノマネで終わってしまう場合が多々あるけど、この作品のジム・キャリーは単なるモノマネではなく(もちろんモノマネとしても似ているのかもしれないけど)自分なりの解釈でカウフマンという人物を演じていたんだろうな~と思う。

【超個人的評価】
★★★★☆