映画:「トゥルーマン・ショー」
トゥルーマン・ショー [the TRUMAN show]
――――――――――――――――――――――――――――
監督: ピーター・ウィアー Peter Weir
出演: ジム・キャリー Jim Carrey
エド・ハリス Ed Harris 他
【解説】
典型的なアメリカ市民・トゥルーマン。だが彼の暮らす環境は、どことなく不自然だ。それもそのはず、実は彼の人生は、隠しカメラによってTV番組「トゥルーマン・ショー」として世界中に放送されていたのだ!家族や友人を含めたこれまでの人生が全てフィクションだったと知った彼は、現実の世界への脱出を決意する…。メディアによって作られた人生の悲喜劇に、見事なリアリティを与えているジム・キャリーの熱演が光る傑作コメディ。
――――――――――――――――――――――――――――
この作品、何回か観てるけど何回見ても面白いね。
自分以外の人物は全て俳優、住んでる街も実はセット。しかもトゥルーマン本人はそのことを知らない。その設定がまず面白い。
映画の中では「トゥルーマンの視点」、「ショーの製作者の視点」、「視聴者の視点」それぞれが描かれていく。
「トゥルーマンの視点」では、トゥルーマンが自分のいる世界に疑問を抱いていく過程が描かれる。晴れた空から落ちてくる照明器具、真剣な話の最中に突然ココアの話をはじめる妻(実はココアのCM)。トゥルーマンは自分の意志で動いているように見えて、実はすべて製作者のコントロール下にあるという薄ら寒い感じ。親友に悩みを打ち明けても、親友から返ってくる答えは本当は製作者の指示に従っているだけ。皆がおかしいのか自分がおかしいのか混乱しながら葛藤するトゥルーマン。
「ショーの製作者の視点」では、予期しないアクシデントさえも感動のドラマに仕立て上げるプロデューサーの独善的な部分が描かれる。しかし、プロデューサーたちにはプロデューサーたちなりのトゥルーマンへの愛情もあり、トゥルーマンの生きる世界こそ安全で理想的な世界だと思っている。
「視聴者の視点」は映画を見ている観客に最も近い視点でトゥルーマンを見守っている。ただし、視聴者はあくまでショーとしてトゥルーマンを応援しているのであって、直接的に関わらない立場で自分の好奇心を満たすためだけにTVを観ているに過ぎない。
三者三様それぞれの立場を描きながら、この作品が一番伝えたかったことは、虚構の世界から現実の世界に踏み出そうとするトゥルーマンの勇気でも、身勝手なプロデューサーの傲慢さでもなく、最後に視聴者の一人が口にする「あの言葉」でしょうね。やっぱり。映画の観客をも痛烈に皮肉る台詞。それがこの作品を単なるコメディではなく深い意味を持った作品にしていると思います。
トゥルーマンの決め台詞 In the case I don't see you, "Good afternoon", "Good evening" and "Good night." (会えない時のために“こんにちは”、“こんばんは”、“おやすみ”)も効果的に使われていて印象深い。
ジム・キャリーのあの貼り付けたような笑顔も世界観に合っているし、プロデューサー役のエド・ハリス、妻役のローラ・リニー、親友役のノア・エメリッヒの演技もスゴい。ジム・キャリーが苦手な人にも是非観てほしい作品。
【超個人的評価】
★★★★☆
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監督: ピーター・ウィアー Peter Weir
出演: ジム・キャリー Jim Carrey
エド・ハリス Ed Harris 他
【解説】
典型的なアメリカ市民・トゥルーマン。だが彼の暮らす環境は、どことなく不自然だ。それもそのはず、実は彼の人生は、隠しカメラによってTV番組「トゥルーマン・ショー」として世界中に放送されていたのだ!家族や友人を含めたこれまでの人生が全てフィクションだったと知った彼は、現実の世界への脱出を決意する…。メディアによって作られた人生の悲喜劇に、見事なリアリティを与えているジム・キャリーの熱演が光る傑作コメディ。
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この作品、何回か観てるけど何回見ても面白いね。
自分以外の人物は全て俳優、住んでる街も実はセット。しかもトゥルーマン本人はそのことを知らない。その設定がまず面白い。
映画の中では「トゥルーマンの視点」、「ショーの製作者の視点」、「視聴者の視点」それぞれが描かれていく。
「トゥルーマンの視点」では、トゥルーマンが自分のいる世界に疑問を抱いていく過程が描かれる。晴れた空から落ちてくる照明器具、真剣な話の最中に突然ココアの話をはじめる妻(実はココアのCM)。トゥルーマンは自分の意志で動いているように見えて、実はすべて製作者のコントロール下にあるという薄ら寒い感じ。親友に悩みを打ち明けても、親友から返ってくる答えは本当は製作者の指示に従っているだけ。皆がおかしいのか自分がおかしいのか混乱しながら葛藤するトゥルーマン。
「ショーの製作者の視点」では、予期しないアクシデントさえも感動のドラマに仕立て上げるプロデューサーの独善的な部分が描かれる。しかし、プロデューサーたちにはプロデューサーたちなりのトゥルーマンへの愛情もあり、トゥルーマンの生きる世界こそ安全で理想的な世界だと思っている。
「視聴者の視点」は映画を見ている観客に最も近い視点でトゥルーマンを見守っている。ただし、視聴者はあくまでショーとしてトゥルーマンを応援しているのであって、直接的に関わらない立場で自分の好奇心を満たすためだけにTVを観ているに過ぎない。
三者三様それぞれの立場を描きながら、この作品が一番伝えたかったことは、虚構の世界から現実の世界に踏み出そうとするトゥルーマンの勇気でも、身勝手なプロデューサーの傲慢さでもなく、最後に視聴者の一人が口にする「あの言葉」でしょうね。やっぱり。映画の観客をも痛烈に皮肉る台詞。それがこの作品を単なるコメディではなく深い意味を持った作品にしていると思います。
トゥルーマンの決め台詞 In the case I don't see you, "Good afternoon", "Good evening" and "Good night." (会えない時のために“こんにちは”、“こんばんは”、“おやすみ”)も効果的に使われていて印象深い。
ジム・キャリーのあの貼り付けたような笑顔も世界観に合っているし、プロデューサー役のエド・ハリス、妻役のローラ・リニー、親友役のノア・エメリッヒの演技もスゴい。ジム・キャリーが苦手な人にも是非観てほしい作品。
【超個人的評価】
★★★★☆