映画:「マルコヴィッチの穴」
マルコヴィッチの穴 [Being John Malkovich]
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監督: スパイク・ジョーンズ Spike Jonze
出演: ジョン・キューザック John Cusack
キャメロン・ディアス Cameron Diaz 他
【解説】
スパイク・ジョーンズの長編デビュー作で、"俳優ジョン・マルコヴィッチ"の頭へとつながる穴を巡る不条理コメディ。人形遣いのシュワルツと妻のロッテはひょんなことから映画俳優のジョン・マルコヴィッチの頭の中につながる穴を見つける。そこに入ると誰でも15分間マルコヴィッチになることができた。これを利用して商売を始めたところ、その"マルコヴィッチの穴"は大繁盛、連日行列が続いた……。自らの異変に不安を覚えたマルコヴィッチは友人のチャーリー・シーンに相談する……。
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いや~、びっくりですよ。これ。面白かった。
あらすじは聞いて知ってて「どーせアメリカのコメディなんて、日本人のワシには全然合わないし」と思って避けてたけども。なかなかどうして。
でもきっと面白くない人には全然面白くないだろうなぁ。好き嫌い分かれそう。脚本のチャーリー・カウフマンは他の作品もなかなかワシのツボだったので、今後も要注目で見ていこうっと。
で、感想。コメディって分類されてるけど、これは単なるドタバタコメディではなくっていろいろ考えさせられるコメディというか、ま、基本的にはバカなんだけど(いい意味で)。穴を抜けるとマルコヴィッチになれる理由は全然説明なしで、みんなそれを素直に受け入れてるし。何でだよと思うところも多々あり。でも出てる役者がみんな上手いのであんまりアラが気にならない。特にマルコヴィッチ役のマルコヴィッチは他人に"入られてる"訳で、本人役なのに他人の演技をするという頭がこんがらがりそうな役どころを上手く演じててスゴイ。マルコヴィッチ本人が穴を通ったらどうなるかって所も、何でそうなるの!?(欽ちゃん風)って感じはするけども面白い。ジョン・キューザックも情けない男役がハマってていい感じ。キャメロン・ディアスもチャーリーズエンジェルからは考えられないダサダサの役なのにハマってる。テーマとしては「自分って何?」ってことでしょうか。他人の人生の一部を体験することで自分自身が見えてくるというかそんな感じの話です。かなりブラックでシュール。
とまあベタ褒めですが、他の人と一緒に見るときにはオススメしない。一人で見てつまんね~と思うか面白いと思うかするほうがいいですね。自分は面白いと思っても他人はつまらない(あるいはその逆)だと見終わった後の空気がかなり微妙な感じになること請け合い。
【超個人的評価】
★★★★★