カタクチイワシの接岸が続いている
サイズは5cmくらいで、パッチ状の群れが沖でうろうろ。
いける、と思いきや。
意外とフィッシュイーターの動きは緩慢。
朝イチはふられ、11:00あたりから動きがあった。
まずさしてきたのは磯マル(68cm)。
スリットからの払い出し。
ペアでいたのだが、
もう一匹はショートバイトで逃げられた・・・
直後、
チヌもほぼ同じ場所でヒット(40ちょい)。
満潮になると下がらないと行けない磯。
足下に波が少しずつかかってくるので時間が限られてきた。
打ち上がってくるカタクチ。
この写真、よく見てください。
体の後半部、イソギンチャクに喰われてます。
自然って恐ろしい・・・
さあ、
もう攻められる場所はわずか。
上げ潮によってウネリも増幅し時折、良い波が来る。
このポイントは勾配のある場所なので、波が下がる際に出来るサラシは見逃せない。
案の定、バイト!!
でも、コツコツした喰い方なので、「?」って感じ。
アワセは効いたが、一瞬魚は潜った。
この時点で「マダイ?」と思ったが、
今度は沖へゴー。
ちょっとドラグを出されたので焦るが、あっさり止まる。
なんやこの魚は
でかい、イトヒキアジ(71cm)でした。
瞬発力はあるけど、持久力なしの魚。
いちおう、自己記録達成です
離島を除く九州でこのサイズは、珍しいと思う。
おまけに秋に釣れることが多いこの魚。
まさか梅雨時に来遊するとは。
海水温は3月まで平均値より低かったですが、その後はやや高めになっています。
海流の影響もあるのかも。
アジ科Carangidae イトヒキアジ属Alectis の1種
GT を彷彿とさせる顔ですが、この「イトヒキアジ」
名前の由来はこの魚の稚魚期~未成熟期にあります。
これまで釣ってきたイトヒキアジを大きさの順に並べてみました。
背びれとしりびれの前端が糸引いてますね。
今回釣った70cmクラスになるとそれがなくなるということが写真でもわかります。
なぜこんなに長いのか。
それは「クラゲに擬態」説が有力です。
泳ぐスピードは遅いですが、
その分、魚から恐れられているカツオノエボシなどの強力な毒をもつクラゲ類に似せることで身を守っているのでしょう。
ミノーだけでなく、ショアジグでもヒット率は高い魚。
今後もイトヒキアジハンターとしてサイズアップを目指します。
(食べられますが、リリースしました)