僕の昨年8月から始まった4期癌との闘病生活、主治医からは抗癌剤治療しかなくそれも

延命治療にしかならない、と宣告されそこから始まった治癒へのマイセラピー作り、

そのいきさつは以下の2つのブログに書きました。

http://ameblo.jp/chobi-0228/entry-10566940087.html

http://ameblo.jp/chobi-0228/entry-10573700019.html

 

そして闘病開始から今年3月まで試行錯誤しながら取り組んだマイセラピー2009を

 

以下の記事に7月に書きました。

http://ameblo.jp/chobi-0228/entry-10590246456.html

このマイセラピー2009は済陽高穂先生の食事療法との巡り合い、手探りの温熱療法、

運動(歩いたり体操したり)、ストレス低減などが骨子になっていました。

そして今年2月の検査までの6カ月前後で素晴らしい効果を発揮してくれました。

 2009年8月の癌宣告時 : 胃は中央部に大きな腫瘍、血まみれでカリフラワーのように

                  あちこち腫れあがっていた。  すい臓近辺のリンパ節は2か所が

                  3cm前後に腫れあがり、肝臓には霜降りのように何箇所か腫瘍が

                  認められた

 2010年2月の検査時 : 胃は胃壁表面に腫瘍は認められなくなったが腫瘍痕に白い潰瘍の

                 状態が残る(胃壁内部にはまだ癌細胞があるであろうとの所見)。

                リンパ節は1.2cmまで縮小、 肝臓の転移は消失。

これから強く感じたのは済陽高穂式の食事療法と抗癌剤治療の併用、ならびに身体を温め

適度な運動で心臓、筋肉を動かし血流を良くすることは間違いなく大きな効果をもたらすという

事でした。

 

しかし4月の検査では胃は変化無し、リンパ節はやや縮小したもののあまり変化無し、 そして

 

肝臓に微少な影が一か所だけではありますが見つかり再発という事になったのです。

理由を完全に特定することはできませんが心当たりはあります。

今年の3月~4月はかなり寒い日々が続き3月に風邪をひき数日高熱を出しました。

同時期に今までできなかった口内炎ができなかなか治らず苦しみました。 

(これは風邪や寒さで免疫力が奪われ抗癌剤の副作用にやられたのでしょう)

ちょうど会社の退職時期にぶつかり業務引き継ぎレポートなどを毎日のように夜遅くまで

作ったり会社に行き引き継ぎをしたり、 娘の大学進学、入寮で色々と動き回り、、、、

今考えても完全に体力が落ち免疫力が落ちた時期でした。 そしてそれは病状にそのまま

跳ね返るという痛い教訓を得ました。

済陽先生には6月の診察の時に”風邪などひいてはいけない”と強く言われました。

つまり癌患者は風邪などひかぬ自己管理をしろという事です。 

 

がんセンターでも肝臓の再発をもって今までの抗がん剤が効かなくなったと判断され

 

5月から新しい抗癌剤に変わりました。 外来治療ですからその点は助かりましたが。

僕のマイセラピー2010作りはそこから始まりました。  体調を崩したのは事実ですが

やはりもっと力強い治療方針に見直そうと思ったのです。

4月から8月までは苦しみました。 あがきました。  色々と考え試行錯誤しました。

食事療法は変えるつもりはありませんでした。 済陽先生は多くの実績を出されているのですから。

ただそれ以外の部分、つまり如何に食事療法だけでなく身体の免疫力を上げて維持してゆくのか、

もしくは食事療法で向上した免疫力を有効活用し無駄にしないか。

その詳細は割愛し最終的に取り入れたものだけ後述します。

 

6月の検査では胃は白い潰瘍が消えました。 その代わりというように一つだけですが

 

胃壁にクレーター上の隆起が見つかりました。 あきらかに質的な変化と思いましたが

医師はこれは2期癌相当の症状で前回から進歩も後退もしていないと言いました。

リンパ節は変化しません、頑固にそこで頑張っています。  何かの暗示のような気がしました。

肝臓もほとんど変わりません。

焦りました。  精神的にも少し不安定になりかけました。

その頃は5月、6月と隔週の抗癌剤投与も白血球などの免疫細胞の回復が足らずに延期という

事が重なりました。  やはり抗癌剤の副作用に免疫力が押されていたのでしょう。

 

8月の検査で遂に頑固なリンパ節が消えました。

 

肝臓もやや小さくなりCTで見える限界に近づく5mmのサイズ、胃は1.2cmのクレーター1個。

嬉しかったです。 涙が出ました。

10月もそこから少しだけですがよくなっています。

だから試行錯誤のマイセラピーも8月の段階で2010上半期バージョンとして締めくくっておこう

と思っていました、 がサボりにサボって今頃ブログに書いています。  2011年になる前に。

 

とても長い前書きになってしまいました。  でも僕にとってはとても大事な軌跡ですので

 

ご容赦を。

 

1.禁酒禁煙

 

  マイセラピー2009と同じです。

  済陽先生も飲酒は治るまでの我慢と書いておられます。  今でも一切飲酒はしません。

  治ったらワインで乾杯したいものです。

2.抗癌剤治療

  マイセラピー2009と同じです。  しかし今年の夏から秋に色々悩んだことはブログに書きました。

  済陽先生のアドバイスもいただき主治医と相談し1カ月の休薬後に再開しています。

  済陽先生と巡り合えたから抗癌剤治療に踏み切ったようなものです。

3.済陽高穂式食事療法

  マイセラピー2009と同じです。  僕のベースです。

  済陽先生の8原則はすべて守っています。 特にジュース作りは先生も食事療法の核だと

  言っておられますし手間はかかりますが外すことはできません。

  持論ですが何かの療法で行こうと決めたらそこから自分都合の間引きはすべきでないと

  思っています。  僕の場合は済陽式食事療法が核ですからそこからは間引きません。

  (その後ゲルソン療法を少しずつ勉強していますのでそちらは自分にできるところだけ

   取り入れるようにしています。 これは僕にとってのいわば済陽式への追加部分ですから

   それでいいと思っています。  ただこれは2010下半期の話です)

4.身体を温める

  マイセラピー2009と同じです。

  癌細胞は正常細胞よりも熱に弱いのです。

  しかも熱を加え必要な栄養をきちんと摂れば、血流に乗って毛細血管から癌細胞にも

  正常代謝に必要な栄養素が送り込まれアポトーシス、つまり細胞の自滅を促すという

  事もボタラボの森山理事から学びました。

5.適度な運動

  歩いたり体操したりというのはマイセラピー2009と同じです。

  ただ大きなポイントはヨガと巡り合った事です。  既に記事にしておりますが。

  ゆっくりと深い呼吸でヨガのポーズを取ることで以下のような効果があると思います。

    1. 活力、エネルギーが湧いてくる。 終わる頃にはエネルギーが充ちて来ているのを実感。
    2. 筋肉系がストレッチされ血行も良くなる。
    3. 骨格系の歪みが矯正される。
    4. 内蔵系が活性化する。
    5. 神経系が調整され活性化する。
  また合わせて呼吸法を学びました。  やり方自体は簡単で手の指で片方の鼻頭を押さえ

  反対の鼻でゆっくりと吐き、そして吸う、 そして左右を交代。 これを5分くらいやればいいのです。

  余談ですが呼吸というのは人間が自分の意思で直接コントロールできる数少ない自律神経系の

  動きだそうです。  (それはそうですよね。 自律神経系というのは例えば心臓とか胃とかの

  動きです。  こういうものを自分の意思では直接的には変えられないですよね)

  呼吸法で副交感神経を優位にすれば身体の自己治癒力が高まる、 これはいずれ別の

  記事で書くくらい大きなトピックですね。

6.ストレス軽減

  この2010上半期の時点ではマイセラピー2009と変化ありません。

  その後下半期でボタラボのメンタルセミナーへの参加その他で大きな動きがありましたが

  それはいずれまた。

7.戦略的に眠ること

  これがヨガ、呼吸法と並んで2010上半期の最大の収穫でしょう。

  戦略的、というのはかっこよすぎますが僕はそう思って考え実行しています。

  きっかけは済陽先生が昨年末あたりから“夜9時に寝ろ”とおっしゃり始め、本にも書き始められた

  事。   ”夜9時ですか?!  10時とか11時じゃ駄目ですか?”などと思わず先生に愚問を

  返してしまいました。  でも先生ご自身も9時過ぎには床についているのですね。

  何度かトライしましたが9時はやはり無理なので以下のようにしています。

  ”できるだけ11時前に就寝、 そして目が覚めるまで眠る”  そうしたら7時間で自然に目が

  覚めます。

  人間にとって、というか動物にとって眠るというのは脳や身体を休めるという事ではないのです。

  睡眠時に成長ホルモン、身体の修復ホルモンなどが分泌され痛んだ細胞を修復したり死んだ

  細胞や細胞の排出物を排泄したり、細胞レベルの新陳代謝が行われる貴重な時間なのです。

  自分は眠っていても身体は癌を治してくれているとてもかけがえの無い時間という事です。

  この時間までに必要な栄養を補給し身体を温め血流をよくし、副交感神経優位にして修復

  モードに入って眠るという事が大事なのです。

  人間には体内時計があり自律神経の働きも大きくはそれで管理されています。 

  だから真夜中より前に就寝することが大事なのです。 最近読んだ本でも11時前にと

  書かれていて参考になりました。

  栄養を摂ると言っても固形物を食べるのは就寝5時間前くらいまでにと言います。 

  難しいですね。  僕ももっと遅くなってしまいますけれど。

  ただ寝る前にはジュースを作り飲むか、レモンを絞ってハチミツと共に飲んだりしています。

  あとは身体を温めてぐっすり眠ることです。

8.疲れ過ぎない、免疫力を無駄遣いしない自己管理

  運動し過ぎとか行動し過ぎで疲れたら休息を取る。 

  風邪をひかないこと、(癌以外の)病気をしないこと。  

  また外出時はマスクをする、戻ったら手を洗う(できれば鼻孔も洗う)、などなど。

  自覚症状など無くても身体の中では絶えず免疫細胞が外敵と戦っているのです。

  自覚症状が出た時は免疫細胞が負けた時です。  でもそこまで行く前に免疫力は

  既に酷使されているのです。  癌を治すのに使わなくてはいけないのに。

 

以上、 マイセラピー2010上半期を挙げてみました。

 

その結果が8月、そして10月の検査結果です。

既に僕の中ではマイセラピー2010下半期も始動していますがそれはまた新しい年に

なったら書きます。

 

 

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