前回4期癌の僕には医学的には抗がん剤による延命治療しかなく、しかし世の中には

代替療法といわれるものが多くあり、それらを組み合わせながら自分なりの治療方針

マイ・セラピーを作ることに至った過程を書きました。

実際に昨年の8月の癌告知、緊急入院、9月の抗癌剤治療開始と退院後に僕が

作って実行していたマイ・セラピー2009を少し書いてみます。

(マイ・セラピー2010は2009と完全に同じではないのであえて分けています)


マイ・セラピー2009は6か月くらいの間に胃の腫瘍が胃壁から消失、肝臓の転移は

いったんMRIでも消失、リンパ節転移は1/2程度に縮小という著しい効果を見せてくれました。

癌闘病経過報告にも書きましたが、がんセンターの主治医によるとここまで改善するのは

すでに10%以下の事例なのだそうです。

(ここから先は医学的には更に一桁下の世界にチャレンジすることになるのでしょうか?

 済陽先生はもう少し希望を持てそうなことをおっしゃいますが、、、)


1.禁酒、禁煙

  煙草は吸っていなかったからいいのですがお酒は毎日結構飲んでいましたがすっぱり

  禁酒しました。 というか、飲む気分になれない。

2.抗癌剤治療

  抗癌剤治療は癌細胞を攻撃するのと同時に健康な細胞も攻撃しますから、抗癌剤治療を

  しないということを勧める著名な先生も多くいらっしゃいます。 そのような本も多く読みました。

  しかし済陽先生は抗癌剤との併用を勧めておられたこともありますし、実績を出しておられます。

  先生に師事しようと決めた時点で抗癌剤治療を併用する覚悟ができたようなものです。

3.済陽高穂式食事療法

  著書が多く出ていますから詳しくはそちらを参照して下さい。

  肉食は一切せず、玄米、野菜、果物、魚介類(マグロやカツオなどの赤身の魚は除く)を

  中心にしています。

  一日1.5~2リットルの野菜・果物ジュースを作って飲むこと、楽なことではありませんけれど

  なるべく実行しています。  ヨーグルトと混ぜて飲むことが多いです。

  低速ジューサーというものも購入しました。 

  一回あたり野菜・果物を切ってジューサーにかけ、飲んでからジューサーや食器を洗うと

  20分から30分の時間がかかります。 

  済陽先生の奥様は野菜や果物を一日分とかまとめて切って冷蔵庫に入れておくそうです。

  僕もそれを聞いてから真似するようになってきました。

4.体を温める

  癌細胞が熱に弱いということは色々本で学びました。 でも温熱療法を本格的にクリニックで

  やるのは大掛かりだし費用面もかなりかかりそうでした。

  毎日お風呂に入ることや運動することなども有効だと思うのですが、4期癌患者であり生存を

  かけているのだし、と思い、昨年入院中にインターネットで調べてフジカのスマーティという

  半円形ドーム型遠赤外線サウナというものを購入しました。 カマボコ上の横型ドームに体を

  入れて寝た姿勢で30分から1時間くらい遠赤外線で体の奥から温めます。

  体の奥から汗が大量に出てきます。 (ダイアナ妃も使用していたとか宣伝文句にありました)

  買うと高価なのですがレンタルもあるようです。

  僕は経験ないのですが聞いた話から想像すると岩盤浴と似ているのかも知れません。

  毎日は大変なので2,3日おきに使用していました。

5.適度な運動、体操

  過度な運動は活性酸素を大量に発生しそうなので避け、歩くこと、体操を中心にしました。

  歩くのは1日1時間以上、 体操は自彊術というのを少しアレンジして40分から1時間くらい。

  それ以外は趣味のゴルフ、 やはり人と共にやるという楽しみも無いと。

6.ストレスを減らす、心の健康

  ストレスが病気を作る、という理屈が正直最初のころは分かりませんでした。

  でも直感的にはストレスが大きな要因だろうと感じていました。

  とはいえ会社での仕事が気になったり取り残されてゆく焦りがあったり、病気の不安が

  あったり、生活の不安があったり、、、、、

  解決にこれといった決定打があったわけではないですし、時間が解決した部分もあります。

  ひとつイベントとしてはTM瞑想というものと昨秋出合い、マハリシ研究所というところで

  時々指導していただいています。  朝夕1日2回、20分ずつきめられたやり方で瞑想します。

  最近始めたヨガもマハリシ研究所の指導を受けて始めましたが、ヨガ+呼吸法+瞑想は

  ストレスを減らすのみならず体の調整や神経系の調整にとてもいい効果があるように

  思います。


以上が概略です。

医学からは平均余命13カ月の宣告をもらい、済陽先生は体質の変化をもたらすのは1年から

1年半はかかることだと教えていただいたことを考えると道は半ばなのだろうといつも思っています。

済陽先生は著書で抗癌剤と食事療法で治療にあたるが手術で取れるものは取る、と書いて

おられます。  

しかし僕の場合はこれだけの改善があってもリンパ節の場所と大きさがまだネックになり

手術はできません。

それがいいことなのかそうではないのか????  いずれこの課題とは再度向き合う時期が

来るのでしょう。

マイ・セラピー2,010はまた別の機会に書きます。