今回は「らーめん職人が最も喜ぶものは......?」みたいはお話しでございます。
超次郎らーめんのオーナーとして、6月1日に向けて価格の見直しはもとより「明確な味の進化」を打ち出せるよう店長に難問を突きつけています。
コストパフォーマンスを追求すると同時に、味の向上を実現する事は至難の技である事は、ド素人にも十分に分かってはいますが..........。
正直なところ、ここ数日、店長との関係は、とてもとても「円満な関係」とは云えない状態でありました。一発触発と云った表現がピッタリかもしれません。
コストパフォーマンス向上のために、仕入れ業者の開拓、価格の再交渉など、こちらも一生懸命で、ついいつイライラしてしまうんですが......!
しかし「味の進化」という面では、私が一歩も踏み込めない領域!。そこは店長さんに任せるしかないのであるが.......。でも、何とか店長を支援することが出来ないかと考え倦ねた末に導き出した答えが.........
この醤油。親戚の醤油屋が作っている別撰醤油と云うモノ。
親戚の醤油屋の店主が云うには、ほぼ非売品に近いという。年間で数十本しか製造しないらしい。(正しくは製造ができなのだが........)
まあ、親戚の醤油屋と云うのはド田舎で家族だけでやっている、本当に小さな小さな醤油屋なんですが......7代は続いている。一様は老舗です。
ただし、過疎化で潰れそうなくらいなんですが......。でも、真面目な醤油づくりをしており、大豆は国内物、無添加を貫いている。
スーパーなんかで売っているキッコーマンなどの醤油では「特選」と云うのは、よく目にします。「別撰醤油」と云うのは、あまり売られてはいないと思うんですがねえ???。(ここ数年、醤油なんか買った事がないもんで、間違っているかもしれません)
7代目の坊々が云うには「盆と正月に、身内と上得意のお客さんにしか配らない代物」だと云うのですが.......。買えば、恐らく1千円近くするのではないだろうか.......?
親戚なんで貰い物、つまりタダです。
それが、貯まりに貯まって5本が物入れに置いてあった。さらに今年の7月には送ってくる。
肝心のなのが味ですが..........
店長に一升瓶を渡すと、さっそく封を切り杯のような皿に移して、口に含み暫く味と風味を吟味........。
口元をニヤリと歪ませんた
「こりゃあ美味いっすねえ! モロミの純粋な甘みと風味がある」....と
「これ使うたら!最高の”かえし(出汁)”ができますわ」
と親指を突き上げた。
「別撰醤油」を提案してから店長の顔が、グ~ンと明るくなって来たように感じる。
らーめん職人である店長には
「美味いらーめんを作るための素(もと)」が「機嫌直しの素」
になったようでございます。
喜んでもらえて本当に良かったです。
さあ、超次郎らーめん再スタートと決めた6月1日に向け、着々と準備は整ってきております。
頑張るぞう! 乞うご期待!
それでは、今回はこれにて失礼致します。
さようなら、さようなら