「県教育史」激動の戦後編、県教委が32年ぶり編纂に着手、12年間で6巻刊行へ/神奈川 | 犬の病気 皮膚病

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終戦から昭和の末までの激動の歴史を収録する「県教育史(戦後編)」の編纂(へんさん)に、県教育委員会が着手した。今後12年で6巻刊行する予定で、事業化は戦前編の刊行以来、32年ぶりの悲願。近世後期から現代に至る本県教育のあゆみを体系づける基礎資料となる。

戦後編の収録年代は、終戦の1945(昭和20)年8月から昭和のほぼ終わる88(同63)年まで。事業期間は2011年度から22年度までの12年間で、4年ごとに3期に分割。1期に資料編1、2期に資料編2と通史編1、3期に通史編2と資料目録、別巻(年表・統計)の合計6巻を刊行する計画だ。総事業費は約8千万円。

「戦前編」は1965~79年度の15年間に、近世後期から昭和前期まで6巻(資料編4巻、通史編2巻)を刊行した。「戦後編」も資料収集・整理を続け、その一部は本紙連載「かながわ学びの軌跡~戦後教育50年史」(2000年)などとして発表されたが、県予算の縮減などもあり、事業化は見送られてきた。

しかし、戦後66年を過ぎて関係者が激減し、資料も散逸するなどの危機感から、事業着手した。

企画委員会の委員長に二見修次氏(昭和音楽大学学長)、副委員長に下山田伸一郎県総合教育センター所長、顧問に平出彦仁氏(県教育委員会委員長)が就任。内藤昌孝氏(神奈川工科大学顧問)、永野勝康氏(藤沢市教育史編纂委員)、米田俊彦氏(お茶の水女子大学大学院教授)らで構成する同企画委の下に編集委員会を設け、資料調査や原稿執筆などにあたる。

編纂方針は、(1)戦後の本県の教育のあゆみを体系的に整理、記録する(2)教育関係者や県民、子どもが郷土かながわの教育の歴史を学び、今後の本県教育を展望する基礎的資料とする(3)本県独自の教育施策の歴史的意義を明らかにする(4)各市町村史を踏まえ全県的視点に立つ―としている。

二見委員長は「激動の戦後編の刊行は、長年の悲願だった。本県教育のあゆみを知る基礎資料であるとともに、広く県民にも読まれるよう工夫したい」と意欲を見せている。

出典:カナロコ