今年度の呼称資格認定試験でCBT方式導入へ

 

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ソムリエ協会の季刊誌などでは紹介されていましたが、今年度からCBT方式(Computer Based Testing)となります。今年のソムリエ、ワインエキスパート、SAKE DIPLOMA等の試験案内を確認してみた所、詳細が出ていました。

 

出願期間     3月1日~6月29日

会場Web予約  7月15日~8月25日

試験日      7月20日~8月31日

合格発表     9月上旬

 

と、試験日が幅広く受験可能になっており、ネット上で完結する部分も多く、CBT方式ならではのメリットが活かされています。

 

 

 

そもそもCBT方式とは?

 

ITパスポートなどでも採用されている「CBT方式」ですが、簡潔に言うとパソコンを用いて受験する試験方法です。パソコンといっても難しい操作は無く、選択肢をクリックor入力していく"クイズゲーム"の様な感覚を想像すると良いかもしれません。


ソムリエ協会側としては、試験会場設営や準備などの設営も要らず、様々な作業やコスト、人の確保等が解消され、受験者側も郵送を待つなどといったタイムラグにイライラする事もなく、スムーズに手続~受験~合否判定まで進める事ができます。

 

 

 

 

CBT方式のメリット

 

受験者としての最大のメリットはネットワークさえあれば、どこでも受験が可能だという事です。特に北海道の受験者にとってこの利便性は大きなメリットになります。

 

ワイン検定の時から常に言っていますが、北海道は広いのに受験会場が札幌と旭川(1次)の2か所のみ。受験の為に一泊二日で北海道の地方都市から札幌や旭川まで出てくる事が必要でしたが、釧路や北見、室蘭、帯広、滝川、稚内などの都市でも受験可能となります。気軽に受験に挑めるのは重要なポイントではないでしょうか。(47都道府県200か所以上)

 

その他にも、試験日が幅広いので自分の都合に合った日、時間に受験できる事や、期間内に2度の受験が可能な事(別途、受験料発生)、結果がすぐに判明するので合格発表までの不安な日々を過ごさなくても済み、合格後すぐに2次試験対策が可能になる事。

 

 

 

CBT方式のデメリット

 

PCを全く触ったことが無い、という人には少々辛いかもしれませんが・・・ごく少数だと思います。自分的にもペーパーでの試験の方がしっくり来るというか、あの緊張感が自分のモチベーションを上げるというか・・・まぁ、これは人それぞれですね。

 

あと、試験問題はあらかじめ用意されたデータベースからランダムに出題される事になり、どういう方式になるかは見えてきませんが、問題数には限界もあるでしょうし試験日程の最初の方に受験された方(または1回目)から情報を得て、試験日程の後半で受験する事で出題された問題を知る事が出来る間接的カンニングが可能になってしまう事だと思います。

 

更にそれを防ぐために大量の設問を用意しなくてはならず重箱の隅をつつく様な問題や、過去に出題された問題も多く追加されるかも?とかPC画面上での受験が可能な事を利用して、画像や地図を用いた設問が増えるのではないか?という可能性があると思われます。

 

そして、それらを考えると平均点が例年より少し高くなりつつも、試験自体の難易度も上がり、合格ラインも上昇。勉強不足だと絶対に合格できない試験になる、と予想します。

 

シニア呼称資格や2次3次試験は従来通りという事で、今年度以降は1次試験が最大の壁となりそうな予感がします。

 

スタートは早い方が吉です。今年度の受験を考えている方は出願開始の3月1日前からスタートしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

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