風邪などで弱った身体を、芯から温めたい時に

 

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今年の年末年始は自分も含めて周辺で風邪やらインフルエンザが大流行した様で、病院に行っても診察を受けられない程の激混みでした。この時期に病院に行く事自体が稀だったので普段からこんなに混んでいるのかどうかはわかりませんが・・・札幌市の様な大きな都市で対応できる病院が数件というのは、ちょっと少ない様に感じます。お正月に医療関係者は休むな、とは言えませんが・・・
 
風邪には特効薬なんかも無く、症状を和らげる目的で処方薬・市販薬を飲み休息を取るのが一番の様ですが、自宅で療養する際に「温かく」というのが基本ですね。体温が下がれば身体の免疫力も下がるので、温めるのが定説になっています。
 
その温めるという効果を得るために、我が家代々伝わっていたのが長ネギやニンニクを焦げ目が付くほどに焙って、首からぶら下げるという謎の予防法(笑)いや、たしかに何か効果はありそうな気がするけれど、まったく理解不能だし効果はほとんど無かったです。プラシーボ効果ぐらいは期待できるかもしれません。世の中には切った長ネギをお尻に差す、なんていう想像を凌駕する方法もあるみたいですが(怖)
 
 
 
 
そんな民間療法?な身体の温め方の1つに、定番の「たまご酒」というのがあります。
たまご酒自体に風邪を治す効果なんてものは無く、ただ栄養価が高い卵を摂取する事や、たまご酒を作る工程で燗を付ける事で身体を温めるという効果があるので、現代でも飲まれる機会はある様で、実際にレシピを色々と検索する事が可能です。
 
さらに風邪を引いて喉を傷めた時は「レモネード」、「蜂蜜レモン」的な物を飲む事が多いと思います。市販の清涼飲料水や材料を揃えて家庭で作る事はたまご酒よりも機会は多く、子供にも安心して飲ませる事が出来る物だと思います。
 
前置きが長くなりましたが、そんな「たまご酒」「蜂蜜レモン」を合体させた様な夢のドリンクこそが、写真にもある「ドランブイ」だと思うのです。
 
 

 

薫り高く甘いリキュール「ドランブイ」で身体を芯から温める

 

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「ドランブイ」とは、リキュールの1種で、モルトウィスキーがベースになったお酒です。スコッチがベースという事で、もちろんの如くスコットランド生まれで、当初は王族だけが飲んでいた秘伝のレシピが元になっているそうで香りづけに用いられているスパイスなどは非公表になっていますが、クローブやサフラン、そして甘さの元となる蜂蜜が入っていると憶測されています。実際に、この香りを嗅ぐとスコッチの甘さと蜂蜜の甘さが混ざり合った香気が鼻をくすぐります。この香りを嗅いでいるだけで咳で痛めた喉を優しく労わってくれる様な気がします。
 
 
このドランブイは、ウィスキー感覚でそのまま飲んでももちろん美味しいですが、ソーダ割やシャンパン割が個人的におススメです(どちらも1:4位で)が、このお酒は温めて飲む「ホット・ドランブイ」の方が魅力を発揮できると思います。耐熱性のタンブラーにレモンを絞り、ドランブイを1フィンガー。そして残りはお湯を入れて割って飲む。たったこれだけで、身体を芯から温めてくれるスコットランド版たまご酒に変貌します。いや、たまご入って無いけどw
 
 
 
 
 
たまご酒だと生ものなので抵抗があるという方や、喉の痛みに重点を置きたい時には持ってこいのお酒だと思います。もちろんお酒なので薬と一緒に飲む事は出来ませんが、風邪の治りかけにはバツグンに効果があると思います。また、レモンが無くても、そのままお湯割りで飲んで楽しむ事が出来るのも魅力ですし、就寝前のナイトキャップとして飲むのも、身体が温まった状態でぐっすり寝る事が出来るので試してみる価値アリ、だと思います。あと、アイスクリームに少しかけて食べると感動します(個人の感想です)
 
また、過去10年分のソムリエ試験、シニアソムリエ試験におけるティスティング品種過去問では2度出題されています('17S、'10SS,SWA,SWE)。価格帯は2000円前後と手ごろでもあるので、二次試験対策として1本保有しておいても悪いお酒ではありませんし、体調の悪い時には持ってこいのお酒なので、おススメします。ちょっとお酒の品揃えが多いスーパーなどであれば取り扱っている事もあります。是非お試しあれ。
 
 
 
 
 
 
 
お酒なんかに頼らずに治るのが一番良いのですが
(↑自分のブログ全否定)
 
 
 
 

 

 

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