最近はポルトガルのワインにも注目が浴びていて、今年の7月(予選は5月から)にはWines of Portugal Japanese Sommelier of the Year(ポルトガルワイン杯)なんてのも開催されており、消費量も増えている様です。

 


ポルトガルというと、どうしてもポートやマデイラといった酒精強化ワインのイメージが多く、店頭でもスペイン産ワインの片隅に追いやられている感じがします。日本に伝来した最初のワインはポルトガル産なんだから、日本はもっとポルトガルのワインに着目して良いと思います。漢字で書いたら葡萄牙って書くぐらいなんですから。

そんなポルトガルのワインで最近のお気に入りは、やっぱり「ヴィーニョ・ヴェルデ」です。試験勉強をしていると、良く目にするフレーズですが、実際に飲んだという人は多くも少なくもない、微妙なラインではないでしょうか。
GATAOという猫の絵が描かれた可愛らしいボトルは、印象深くて見覚えのある方が多いと思います。意外とあちこちで取り扱ってますね。

 

 

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さて、このヴィーニョ・ヴェルデですが、
文字の意味を直訳すると「緑のワイン」って事です。ヴェルデ=緑です。Jリーグに東京ヴェルディっていう緑色をチームカラーにしたクラブもありますね。また、若々しいという意味も持つそうです。
とはいえ、ヴェルディの様に濃い緑色では無く、あくまで白ワインの仲間であり、ほのかに緑色を帯びた薄い色合いが特徴の微発泡ワインです。

 


その緑色を帯びる要因というのは、大半のヴィーニョヴェルデはブドウを若摘みして熟成期間が短い事にあります。もちろん、熟し切らないブドウを使うのだから、糖度がそんなに高くない=アルコール度数もやや低めの出来となり、軽快な飲み易さを生み出します。
また、微発泡というのも手伝って、キリリと冷やして飲むと、下手なビールなんかよりも断然美味。程よい酸味もあり、魚介系の食事はもちろん、ちょっとした肉料理にも、日本食には抜群に相性が良いとも言われます。個人的感想になりますが、お寿司を食べる時にもヴィーニョ・ヴェルデは相性がピッタリだと思っています。

値段もそんなに高くないので、ワインセラーといわず、冷蔵庫に常備しておきたい1本です。コンビニで買えるレベルになれば良いのになぁー・・・








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