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タチアオイの花がてっぺんまで咲くと、 夏が来ると言う。 夏は嫌いだ。 こうも胸を騒がして 脳を溶かして がちゃがちゃと 反響する 大気の 雑音が 脳髄をかき乱す こころに 棲みついた 空白に 気付きたくなくて あがいてあがいて 虚しくて
それでも容赦なく カウントダウンしていく タチアオイを、
うらめしい気持ちで 僕は見詰めている。
石畳に靴音が響く
乾いた日は、
君にあずけた心臓が痛むなぁ。
どうか、
きみの さみしさや かなしみが
あたたかな ひかりに とけますように
.
未だ答えを見つけられないまま
僕はただ
何もできずに
空白を呑み込んでいる。
ねぇ、
君は一人
さみしさを抱えて。
僕はきっと
何一つ
君にあげられない。
ねぇ かみさま、
例えば
全てあなたに
委ねたとしたら、
どんなこたえを
下さるのだろうか。
僕は恐くて
きっと耳を塞いでしまうのだろうけれど。
さよならと告げてから
時計の針はまだ
少しも動いてはいないけれど
切なさを持て余す
ボクは 唯、
君の匂いの残る
指先に縋っている
それでも君が好きだと微笑うから
からっぽのトリカゴを持って
さまよってみようか
あの森を
あの日見た
キセキを探して
隣に伸びる君の影が、
今にも空に消えてしまいそうで
僕は何度も君に触れる
この恐怖が君に分かるだろうか
溶けかけた魔法が
記憶を冒していく