こんばんは。

 

河西です。

 

「食べる」

 

「寝る」

 

最後は、「住まう」。

 

皆さんにとって快適な住まいとはどんな住まいでしょうか?

 

広さ?

 

展望?

 

ハイテク?

 

私は、広さも展望もハイテクも全て欲しいですが…

 

残念ながら、狭い・展望も良くない・そんなハイテクな機器は無い生活です。

 

しかし、住みやすさは抜群なんで、引っ越しをしたくないんですよね。

 

今回の「住まう」の回の登壇者は、建築家のチャットさんと暮らし研究家の土屋さん。

 

先ずは、チャットさんのプレゼンから。

 

チャットさんは、完璧な建物よりもどこか退廃的な建物に心が奪われるらしく、画面に現れたのは、マンションを建てる労働者たちが住む建物。

 

 

お世辞でもきれいな建物とは言えないのですが、無機質なマンションに比べて、その建物はイキイキとして見えました。そこには、生活の様子が外観を通して感じること。

 

家が生きているというのは、まさにこの事を言うのでしょう。

 

そして、この建物はマンションが完成すると壊されてしまうのです。

 

おもしろい連鎖がそこにはあるんですね。

 

 

そして、一番印象に残ったのは、私達が思い描く家を建てると、地域が途端に「らしさ」をなくしてしまうということ。

 

それはなぜか?家を建てると、防犯の為に大きな壁を作る。

 

それこそが、街の景観を壊すことに繋がります。

 

たしかに、今の日本も同じことが言えます。

 

特に富豪が多く住む場所は、一面壁だらけ。

 

田舎はこうした壁は少なく、子どもと散歩をしている時に、庭に咲く花を見たり、声をかけたりしましたが、都心は…そんな光景は殆ど見られません。

 

地域の方々と繋がることを「ねらい」としていても、その場所を設定しないと交流が持てないなんてなんか悲しくなりますよね。

 

そこで、チャットさんが考えたのは、塀が塀でなくなる時間を作るということ。

 

 

チャットさんのご自宅の塀は、回転式になっていて、時間によって柱と柱の間が空くのです。

 

そうすることで風の通りもよく、家の外の地域との壁もなくなり、交流もできます。

 

こんな工夫がされた塀が誕生したら…

 

きっと、街全体が明るくなるでしょうね。

 

そして、人に興味がなくなってしまった世の中が少し変わり始めるかもしれません。

 

続いての登壇者は、暮らしの研究をなさっている土屋さん。

 

土屋さんは、暮らしの平均値を割り出して、平均値から外れたところをピックアップして、研究しているようです。

 

昔は、家族を包む器が「家」でしたが、現代は、「家」が家族を作る時代ではなくなったと聞いて、妙に納得してしまいました。

 

だからこそ、「暮らし方」をもう一度振り返って考えてみることが重要なんですよね。

 

ハイテクだけが暮らしではない。

 

もはや、ハイテクは先が見えています。

 

だからこそ、古い生活スタイルをもう一度見直して、新しいものと融合していく。

 

アタリマエのことを考えるのではなく、常に矛盾を考え続ける。

 

矛盾の中に答えがあるとも話されていました。

 

そこで、例に出されたのが「水上の生活」で生計を立てる人たちのこと。

 

確かに、美談で見せることは簡単。

 

しかし、実際は美談では無い。

 

様々な困難を感じながら生活をしているのだ。

 

そこをノスタルジックなハッピーに見せがちだが、きちんと困難な所や道筋、生きていくことへの希望を見せていく。

 

そこに、「人間力」を学ぶ意味が隠されている。

 

これからの幸せに必要なのは「人間力」。

 

これを磨きたいのであれば、アジアを訪れ、実際に見て感じることが必要であると話されていました。

 

私も、台湾に何度か行ったことがあるのですが、独特な生活スタイルに魅了される事が多くあり、返ってくると、東京はなんて人との距離が離れているのだろうと感じました。

 

今朝も、駅で見かけたポスターには、ベビカーを押すママの隣に、駅員さんの絵が描いてあり、

 

「私達がお手伝いをします」

 

と書いてあったのですが、なんだかそのポスターを見て悲しくなりました。

 

人とのつながりが深ければ、そんなポスターはいらないはずです。

 

自然と助けるのが普通な世の中になってほしい。

 

「人間力」

 

私も学ばなければいけないなぁ…と感じました。

 

13時から18時までの講義でしたが、お話を聞くのと聞かないのでは、これからの生き方が大きく変わります。

 

子どもたちのために、未来のために…。

 

まだまだ学びは必要なようです。