在英日本大使公邸のサマーパーティー | "Conversation" Tea Salon - ロンドンの運河の見える窓辺から

"Conversation" Tea Salon - ロンドンの運河の見える窓辺から

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こんにちわ。

”Tea Salon Conversation” のChiekoです。

 

ずいぶんと久しぶりのブログの投稿になります。

5月に日本へ行っていたのですが、一時帰国の準備とロンドンへ帰ってからもバタバタと忙しい日がありました。(言い訳ねっ)

 

6月初旬に在英日本大使公邸で行われるサマーパーティーに和菓子を提供させて頂くお話しを頂きました。

そのお話しは最初にロンドンで和食のケータリングやレクチャーをしておられる横山明美さんへありまして、明美さんから私へ一緒にとのお声がけを頂いたからなんです。

チャリティマラソン、本の出版等とってもタフなSuper Ladyの明美さんと一緒に大使公邸のサマーパーティーで和菓子を提供させて頂けるという願ってもない大変光栄なお仕事をさせて頂きました。

手作りの和菓子と一緒に写真を撮って頂きましたよ。

 

こちらがSuper Ladyの明美さんです。

明美さんからは昨年末にお節作りを習ったり、少し遠い昔には豆腐とお味噌作りを習った事もあります。

Super Ladyの明美さんからお声がけ頂けて、こんなに素晴らしい機会を与えてくださり、私はなんて幸せ者なんでしょう。

明美さん、本当にありがとうございました。

心から感謝しております。

 

私達のテーブルをご紹介します。

バナーは明美さんのご友人の有名デザイナーMs Machiko Junto様のお嬢様がお描きになったデザインを使用し、

お花も置いたら素敵になるのでは?との私の意見も取り入れて頂き、明美さんがランの花を飾りつけて青海波模様のペーパーでラップし華やかなテーブルになりました。

 

ゲストへお出しするお菓子は練り切りの上菓子2種(桜と青かえで)、桜もち、桜のお干菓子です。

桜ばかりですが、日本大使館の催しですからね。

テーブルのディスプレイに香川の菓子木型職人の市原吉博氏の木型を置き、桜のお干菓子は香川産の風味の良い和三盆糖をふんだんに使用し打たせて頂きました。

(*お干菓子等は打ち物と呼ばれ、美しい模様の彫りこまれた木型で打ち出すので作る事を打つと言います。)

 

上菓子の青楓にも市原氏の木型を使用しました。

日本に帰った時に見た青楓がとても美しかったのです。

その青楓に負けないように心を込め愛情たっぷりで仕上げました。

美しい菓子木型に魅了されてから日本へ一時帰国した際には毎回必ず香川にも立ち寄り、欲しい菓子木型を少しずつ購入しています。

時々旅先で見つけた古い木型も買う事があります。

こういう女子を『菓子木型ガール』と呼ぶのだそうです。(ガールって言ってもいいのかな?私)

昨年2月に香川訪問のお話しはこちらのブログです。

https://ameblo.jp/chloe-st-honore/entry-12262416626.html

今年の5月にも訪問させて頂きましたので、またブログにいたしますね。

 

パーティでは桜もちも大好評でした。

明美さんが日本で持って帰られた風味の良い桜の葉を使用しています。

葉も食べる事が出来るんですよ、と話したらゲストの方は目を丸くして驚いておられました。

(私も葉を食べる派です)

 

そしてお菓子だけでは成り立ちません。

お隣のテーブルは英国で日本茶の普及に活躍されておられる日本茶大使様が3種類の水出し茶(玉露、深蒸し茶(その内1つは在来種で))を出されていました。

日本茶大使のお1人は私の紅茶の先生のスチュワード麻子先生です。

会社の有給を使って麻子先生のレッスンに通い最終のCertificateも頂きました。

いつもスラッと上品な先生に久しぶりにお会いしていろいろお話しさせて頂けて本当に嬉しかったです。

麻子先生のブログはこちらになります。

サマーパーティーの様子や私達の事を素敵に書いて頂いております。是非是非ご覧くださいませ。

麻子先生どうもありがとうございました‼

https://ameblo.jp/asteward/entry-12382380798.html

 

 

 

サマーパーティーは公邸のお庭でBBQでした。

当日はお天気にも恵まれお庭でのパーティーは大盛況のようでしたが、鶴岡大使はご招待のゲストがお庭でBBQを楽しまれ、お相手にお忙しい合間をぬって私達のテーブルにも足を運ばれました。

大使には桜餅を召し上がって頂き、美味しいとお褒めのお言葉も賜りました‼

写真のもう一人の方はお会いしたかった日本茶大使の森國さんです。

私は日本茶アドバイザーの資格を持っているのですが、その協会の会報に『英国の日本茶大使は2人』と記載されていて、麻子先生の他の方はどなたかとても気になっていたのです。

こんな素敵な場所でお会いする事が出来てとても嬉しかったです。

森國日本茶大使はお茶をわかりやすくゲストに紹介され、私達の和菓子に合うお茶と一緒に紹介くださいました。

森國さん、ありがとうございました‼


今回普段では入れない大使公邸でのサマーパーティのお手伝いが出来、私自身もこんな貴重な経験をすることが出来た事、私の上司も激励してくださりそして快く送り出してくださった事、本当に有り難いなぁと心から感謝の気持ちでいっぱいです。

パーティでは何よりゲストの方が楽しんでおられ、お食事や飲み物(お酒、日本製ジン、和食)、お化粧品、そして和菓子もとても喜んでくださっていたお顔が忘れられません。

私達の日本を少しでも好きになって頂けたら嬉しい限りですね。

大使館の方々のパーティーへのお心づくしへも頭が下がる思いでした。

 

 

 

今回のイベントを終えて、あらためて思った事として、私は和菓子に魅了されていて、もっともっと知りたいし追求していきたいという事でした。

私のお菓子とお茶の旅はまだまだこれからも続いて行きます。

 

そして、もう一つ大きく思った事は、恩師やお友達とこんなに嬉しい気持ちをたくさん持てた出会いに心から感謝しています‼

たくさんの感謝を込めて。Tons of thanks!

 

こちらもお久しぶりのロンドン運河です。

先週この運河の先にあるリトルベニスを車で通りました。

またお散歩した時にでもレポートできたらいいなと思います。