大人の遠足と京菓子資料館 | "Conversation" Tea Salon - ロンドンの運河の見える窓辺から

"Conversation" Tea Salon - ロンドンの運河の見える窓辺から

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こんにちわ。

”Tea Salon Conversation” 店主のChiekoです。

 

さて、もう少し続きます。(2月の)日本滞在時の旅日記です。

もう4月も終わろうとしていますが、マイペースで進みますね。笑

 

今回の滞在では2回目の京都になります。

 『大人の京都冬の旅』を企画していたお友達が、私もちょうどよいタイミングで一時帰国すると言う事で 

京都へ誘ってくれました。

昨年11月に帰った時とほぼ同じメンバーでのお出かけです。

最初に訪れたのは特別公開されていた 大政奉還の舞台となった元離宮二条城散策 へ行きました。

大政奉還から150年目の記念のイベントです。

お城の中は撮影禁止なので、写真はありませんが、襖絵や天井は息を飲むほど素晴らしかったです。
2月でまたその日は雨も降っていたので、スリッパをはきながらも足元はとっても寒かったんですが、
日本古来の建築物にみられる、鶯張り(うぐいすばり)という、板の床を歩くことにより、きしみ音がわざと鳴る様に作られた構造の床を歩くと鳥の鳴くような音がして、冷たいけれども笑顔になる楽しいものでした。

 

外に出て、目の前の門を見に来ました。

美しい装飾のある門でした。パーツパーツがまた素晴らしい‼

 

 

門柱にはこんな装飾がされていて、目を惹きました。

イスラム的な文様にも思います。菓子型に出来そうかも?笑


 

 

大政奉還から150年の二条城を後にして昼食場所の、いもぼうさんへ移動しました。

海老芋と棒鱈の炊き合わせからいもぼうとお店の名前にされたようです。詳しくはWebをご覧くださいね。

玄関口にありました海老芋です。

 

個室に案内されましたら、テーブルは掘りごたつの様になっていて、そして床暖房がはいっていて冷たくなっていた足にとても心地良くて嬉しかったです。

 

 

そして頂いたお食事はこちらになります。

こんな大きなお芋食べきれないなーと思っていたら、少し粘りもあってホクホクしていて『おかわり~』って言いたくなるほど美味しかったんです。

和食って本当にいいなぁ~。



お食事の後は、いもぼうさんのすぐ近くにある知恩院さんに行って来ました。
お腹いっぱいのところに、知恩院さんの階段ちょっと堪えました・・・。笑
ちょうど御影堂の大修理をしている所で、その修理見学が出来るので、それに参加しました。
ヘルメット着用でまたまた階段を登っていきます。((*´Д`)ハァハァ


 

見学の後はお庭散策です。

とても手入れの行き届いた落ち着くお庭です。



お顔があるので写真は載せられないのですが、仏前結婚式を挙げられていたカップルがおられました。
新婦さんは白無垢に綿帽子で新郎さんは紫色の袈裟(のようなお着物)を召されていて、とても幸せそうでした。末永くお幸せに~って心の中で祝福しておりました~。

知恩院さんを後にして、私はどうしても訪れたかった俵屋吉富さんにある 京菓子資料館へ向かうため友人たちと別行動です。
到着して、2階の資料館へ通して頂いて、初めに大きくあるのは糖芸菓子でした。本当の木花のように作成された高い技術のお菓子です。
こちらでも、写真撮影が禁止でしたので、ノートに必死でメモしまくっていました。
菓子木型も置いてありましたが、ここでは菓子資料がたくさん展示されていて、それについてメモでいっぱいになります。見学の人もまばらで、専用資料館のようでもありました。笑



こちらの資料館では和菓子と抹茶が頂けるようになっています。
私は資料を隅々まで(ガラス越しに)読んでいたので、頂いている時間がありませんでした。
和菓子の歴史、とても興味深いです。


こちらのハンサムなお方は資料館の入口に掲げられておりました、日本画になります。

お菓子の神様、田道間守命(たじまもりのみこと) です。

田道間守命は、十一代垂仁天皇の命を受けて、不老長寿のお菓子 「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ) 」を南の国に探されに行かれました。

そして持ち帰った橘の実がお菓子の始まりと言われています。

果物の事を水菓子と言いますね。

最近では水菓子とは夏に食される水ようかん、ゼリー、寒天使用のお菓子やところてんの総称になっていますが、江戸時代に甘味を加え加工したお菓子が現れ、それらと区別するために果実類のことを水菓子と呼ぶようになったようです。

 

 

 

 

京都の旅も順調に終わり、次は日本での旅の最終目的地へ向かいます。

 

 

今日のロンドン運河です。

新緑が目に優しくなってきましたが、まだ気温は上がらず少し肌寒いロンドンです。

 

 

八重のぼたん桜も花びらを散らし、最後の花道を作ってくれていました。

また1年後に会えるのを楽しみにしています。

(それまでには長い冬がありますが・・)