松島 一の坊 

 
行ってみたかった、オールインクルーシブの「一の坊」さん。
口コミレビューが高得点で期待し過ぎてしまったのか、自身の素直なレヴュー(辛口込み)です。
 
決められたシャトルバスの時間(午後2時40分以降だけ)に合わなかったので、松島駅からタクシーで到着。
 
チェックインの時間まで、まだ間があったのでホテルのお庭へ行って写真撮影。
まだ桜があって綺麗。
 

 

 

庭にステンドグラスの綺麗な小さなチャペルがあり(中へは入れず)、隣のグラス美術館と繋がっています。

ちょっと散歩するにも、気持ちがいい。

 

 

2時半からチェクインプロセス。

部屋へ入れるのは3時。

 

 

ロビー・ラウンジエリアで待つことしばし。

いい景色です。

他にも待っている人がちらほら。

ラウンジの飲み物をもらっていいのか聞いている人がいて、チェクインの時間まではダメと断られていました。

ああ、勝手に取ってなくて良かった。笑

 

 

これが館内地図。

 

 

時間になったので、お部屋へ行ってみます。

ビューツイン45㎡+コーナーソファ/RW4.5階 (禁煙)

 

 

L字のソファがいい感じです。

景色も良し、期待通り。

 

 

シンクは一つだけ。

ハンドタオルは、お風呂へ持っていく用のだけで、お部屋のバスルーム用はありません。(写真で見えるタオルはバスマット)

手を洗った後は、ペーパータオル。トイレも同じ。

衛生的でありますが、エコに配慮する私に取っては紙が勿体無いな、と思ってしまった。

最近流行りの竹製歯ブラシが良かったです。

タブはなくシャワーだけ。

大浴場に行くからシャワーで十分って事でしょうね。

冷蔵庫の中は空、ラウンジから飲み物は取りに行っていいみたい。

とは言え、紙コップに入れて持ち帰るから、こぼさないようにね。

 

 

 

 

ラウンジへ行ってみます。(先ほどのロビーエリアと隣り合わせ、同じスペース)

 

 

コーヒー、ティー、ビール、ロゼのスパークリングワイン、フレーバー日本酒、アイスクリーム、ちょっとしたスナック類あり。

正直な感想、しょぼい。

アフタヌーンティー・ハイティーと気取るほどではないにしろ、3時のおやつは、もうちょっと品数を置いてほしかった。

上の写真で見える、コーヒーマシン右側角の狭いスペースにあるだけ。

クッキーやナッツの乾き物だけでなく、生のケーキやカナッペとかあったら映えるのに。

お酒類もそうですが、もっと高級なコーヒーマシン(クレマは良かったです)や、TWGのティーバッグくらい置いてほしい。

 

 

オールインクルーシブって?

ホテル滞在中のすべての食事、飲み物、アクティビティーがフリー。

私のイメージだと、空港のラウンジみたいに行けばいつでも飲み物や、ちょっとした食べ物があったり、海外のホテルや大型施設、クルーズだったら、24時間営業のレストランだったり(夜中にピザやハンバーガーを食べたい外国人用、笑)、アクティビティーも色々。

そこまで期待はしないものの、オールインクルーシブと呼ぶにしては、しょぼく「フリードリンク付き朝夕食込み温泉旅館」とあまり変わらない気が。

ガラス美術館がフリー、それくらい。

注意点は、宿泊日の3時ー5時、翌日の9時30分からチャックアウトの11時まで入館可能。

ラウンジ行って、お風呂に入って、夕食は5時からなので、時間に追われて行けるのは翌日の朝食後かな。

宿泊者には、入館チケットを付ける、とかだったらチェックアウト後にゆっくり行けるのに、そこまでセコクする訳はなんだろう。

このガラス美術館は、一般客は1200円の入場料で高め。

素敵な美術館ではあるけれど、ゆっくり歩いて10−15分で終了してしまった私からすると(時間に急かされていたせいもあるけど)、

わざわざ1200円払って、この美術館へ来た人はがっかりしちゃうんじゃないかな。

 

さて、気を取り直して夕食へ。

席は自由席、ゆったりしています。

 

 

 

 

こちらがメニュー。

 

 

オーダーブッフェ形式って?

カウンターへ行き、一品ずつシェフが作って手渡してくださいますので、一皿一皿のプレゼンテーションも綺麗。

 

お大食いの私は、ほとんど両メニュー(和食、フレンチ)完食。

もう、和も洋もごっちゃ混ぜ。

 

 

個人的に和食コースが良かったです。

お造り、お寿司は新鮮で、ズワイガニ豆腐のお吸い物(下写真)が美味。

生牡蠣はシーズンオフなので、牡蠣白ワイン蒸し、それなりに美味しかったです。

仙台名物の牛タンは、うーん、ちょっと固かったけど牛タンだから、こんなものでしょうか。

何が美味しかったって、白いご飯、伊達政夢って言うんだって。

 

 

下写真の左は、「三元豚ロースト香草の香りジャポネソース」

サーブされた時から、冷え切っていて、お肉が硬くて噛み砕けなかった。

 

 

「仙台牛クレビネット ポルトワインソース 黒トリュフの香り」

これは、牛の網脂を野菜で巻いて焼いたものですが、硬くて網脂や筋がずっと口に残ってほとんど飲み込めず、プレゼンが良くソースも美味しかっただけに残念です。

他の人もきっと同じように思ったと思います。

これがメインの肉料理って、怒るレベル。

 

 

お酒は豊富です。

飲み過ぎに注意。

ワインも白、赤3種類ずつ、シャンペン、日本酒、ウイスキーなども。

でもね、ワインとか、私も知ってるスーパーで売ってる安いボトルがあって、そのレベルなのよね。

飲み放題にいいワインとか期待しちゃダメだけどね。

 

食後に、ラウンジで生演奏と共に、7時から10時までカクテルタイムがあります。

正確に言うと、カクテルは夜9時まで。

バーカウンターで、カクテルを作って頂けるんですが、3種類ほど。

定番のカクテルも作って頂けるのかは不明。

 

 

大浴場は広々として、シャワーのストールの間隔がゆったり幅を取ってあり、隣の人のシャワーが当たる心配などは無用。

松島湾を臨む開放感のある露天風呂。

お湯がとろっとして、肌に優しい不思議な触感、なんとも気持ちが良かったです。

サウナもあります。

 

時間がなくて、今回「庭がスパ」のロウリュサウナ、岩塩岩盤浴は行けませんでした。

男女一緒に入れるので、カップルにはお勧めです。

 

翌日、朝食へ。

7時30分からです。

 

 

昨晩がっかりだった夕食に打って変わり、朝食のなんと美味しかったこと。

だし巻き玉子は、ふっくらで熱々。

鮭の塩焼きも、柔らかく塩加減も丁度よし。

豚の角煮はトロトロ。

 

 

フレンチのメニューも合格。

クロワッサンに感激。

ブッフェで食べたクロワッサンでは、一番かも。

グリンピースのスープや、月見煮込みハンバーグなんかもあった。

 

 

夕食、朝食の感想。

夕食が残念だったのは、たまたま今月のメニューが良くなかったのかもしれない。

だって、これだけ美味しい朝食は出せるんだから。

普通の温泉旅館のブッフェに比べたら、一品づつ出されるので質も上と思わせる。

が、一品ずつテーブルに出されるコース料理と比べたら、質は落ちるだろう。

 

スタッフの方々は全体的に、プロフェッショナルで親切という一貫性はあるが、マニュアル通りに働いています、という雰囲気。
チェックインの際に、カードキーを無くしたら一枚につき5500円(確か)かかるとサインさせられたり(あのマグネット入りカードは確かに安くはないと聞いているけど、安ホテルではあるまいし、客にサインさせるまでするとは)、タオルの質、アメニティ、ラウンジに出ている品々など、微妙なセコさが伺えました。
あと、外国人客への配慮や対応があまりよろしくなかった。
食事のメニューや表示など英語記載があった方がいいと思いました。


辛口レヴューになってしまいましたが、初めに書いた通り期待し過ぎていたのだと思います。
それでも、全体的満足度で言うと7点の高めです。

 

ホテルクラス     4星 (1ー5星まで)

 

立地         9点

ホテルの雰囲気    9点

スタッフ・サービス  7点

部屋         8点

バスルーム      6点

大浴場        9点

部屋の清潔さ     8点

夕食         7点

朝食         9点

満足度        7点