警戒レベル 5 | 上総層群

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上総海盆・古東京湾海底谷の生物たち

 待ちに待ったミネラルショウ、朝から張り切りながら電車に乗る。ところが新宿に到着した時点で、何となく下腹部に違和感が起きる。今日は自宅でトイレは済ませてきた。案ずることはない、と思いながらも高田馬場駅を過ぎたあたりから、私の尻の噴火警戒レベルが上昇する。いや、まだ我慢できる。我慢できると独り言を念仏のように唱えながら、池袋駅を降りた。ここで限界だと思った私は、即トイレに駆け込んだものの、何と二人待ち、恥を偲んで、もう女子便所に駆け込むかとも思ったものの、雰囲気からして女子の「ほうも満席のようだ。こうなったらサンシャインまで我慢だ、とこの時点ですでに『警戒レベルは4であった。内また競歩で人ごみをすり抜け、エスカレータを足早に進む。たのむ我慢してくれ!と自分で自分の尻にお願いしながら、何とかサンシャインのきれいなトイレに到着した。この時点での警戒レベルは5、いつ噴火してもおかしくない状況であった。

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