かいてたぶんしょうが
まるまる水没したみたい。
げろげろぐわっぱにゅりゅらるぷー。
すべてはうたかたの内に隠していたのに、やつら泡どもはひよわにもひんじゃくな悲鳴とともに滴滴滴……あああがぐこぬめむるー。
水溜まりから、
ああ、みていると、ひこばえみたく水面をくぐって昇ってきた。
ないでた風がなでた。しおれ伏すそれは乾いた黄土に染みをひろげた。くすんだ黄色の汚れた土は木も草も苔も虫もおらず、何者の涙もここを濡らしたことはないのであった。
そして、
さて。
その染みは、何であろう?
その周りにはあらゆる色彩の生が溢れていた。そこはすでに森であった。
染みのもとには昧い思惟は覗かれない。
その天井には木々の枝枝葉葉
その樹蔭には小鳥のさえずり
その足下には地を駆ける獣達
かれらのひとりが空を見上げる。そしてさった。
その残像が消え果てる頃、
その土は木漏れ日に輝く
王土に変わる。
さて。
いつか失われた灯心を、まん丸に思い出した日に、
不完全は死す。