阿蘇 杵島岳 | chikazooのだらだら山歩き

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熊本から行ける範囲でのゆる~い山歩き日記です。

6/9

最近、MK(ミヤマキリシマ)に酔いすぎて脳ミソがMKピンクになっています。 

一回リセットしよう。
今日は阿蘇。
観光客でごった返す午後の草千里の、駐車場のはしっこから杵島岳を目指す。
こんなに人がいるのに、ここから登山する人が全然いない。

さあ、行きますか。
さっきのゲートからコンクリートの遊歩道を歩いていく。
ずっとコンクリート。

まあ、知っているけど頂上までコンクリートと階段なんだよね。
って楽~に考えていた、今まで。
しかし、すごい急斜面。

もう、階段何段あるのよ!
27段位数えてやめた。
キツいけど一段飛ばしでひたすら上に行く。
本当に急よ!
階段もコンクリート道も終わるー!
って、終わりの場所は頂上だった。
今日は眺望よくない。
しかも、中岳の噴煙がすごいモクモクしている。雲と一緒になっちゃってなんかすごい。
さて、山頂はと言うと草原で穏やかなと言いたい所ですが、地震と土砂崩れの跡がいまだに痛々しい。
昔の思い出とは少し違う。


山頂では、草千里との反対側に火口跡が広がる。
お鉢を回れるようなので草原の中の足跡道を頼りに行ってみる。
地割れがあったり、歩く時は気をつけないといけません。

途中、絶対ここは地震の時に何かしらあったよね!って場所を度々通過する。


それでも毎年花をつける。
泣きそうになる。
お鉢の中のは崩れた所も、しかし草原ががんばって覆っている気がした。
大地は生きてる。
草原と崩落箇所に気をとられていましたが、目の前に往生岳が見えてきます。
米塚の細胞分裂みたい。
往生岳へ行こうかなって考えていると、私の頭上を鷹(?)が必要以上に旋回して鳴いてきます。15分位は行ったり来たり旋回したり鳴いたりして去っていきました。
ご挨拶なのか(そんな訳ない)、これ以上先に行くななのか、エサと間違われたのか、帰れって言われているのか・・・。
実は、杵島岳から左へお鉢をめぐると、次に今の三倍位大きなお鉢が現れます。
ここは火口群になるんですが、中岳とはまた全然違う草原広がる火口群です。
草千里のミニチュア版があるわけですが、しばし見いってしまいます。
杵島岳、恐るべし!
前方の往生岳は次回の楽しみにとっておき、お鉢の最低鞍部へ向かいます。
真ん中の山の両脇に水を湛えたら、草千里のミニバージョンです。
本当にここも何千万年前の火口跡なんですね。
鞍部から進むとまた中岳が姿を見せてきます。
ここからの中岳や高岳がまた素敵です。
遊歩道に出て、中岳側に向かって歩くとベンチに着きます。美智子様の記念植樹の展望台?です。
さて、ここでようやく一息つけます。
実は私、昨日が誕生日。
去年は雨の登山だったので、やっと今年誕生日ケーキを山で食べる事ができました!

道中会った人は8名。
日曜日でこうだから平日ならもっと少ないんでしょう。
こんな素敵な山を独り占めできるなんて、なんて贅沢な誕生日。
ベタですが、阿蘇の雄大な景色を楽しめる、そんな素敵な山でした!