今朝のお話の前に
さて。それで、いよいよ今朝のお話に入らせて頂くんですけども、その前に。
私が子どもん時、太陽系の惑星の順番を覚える際には・・・
『水・金・地・火・木・土・天・海・冥(すい・きん・ちかもく・どってん・かいめい)』って。
そういうふうに覚えとりました。
小学生の頃の夏休みに視とった『ひらけ!ポンキッキ』の曲のひとつに、そんな言葉が出てきて。
たぶん、学校でも同じような覚え方をしたような気がするんですけども。
皆さんは、如何でしたか。
そんなふうに、私が子どもやった頃は・・・、
冥王星も惑星の一つとされとったけど、2006年に基準が変わって、準惑星にされたらしいですね。
いうんで、学校の理科の教科書ん中に出てくる惑星の記述も、今は、変わっとんやってねぇ。
理科だけやのうても、例えば。
社会科の教科書かって、時代の移り変わりとともに、載っていく記事・内容も変わっとるはず。
でも、でもです・・・。
私が毎週語らして頂いとる聖書の教えは、今も、ずっと変わる事がありません。何でや思いますか。
今回は主に、旧約聖書の『エレミヤ書36章』を通して、その事を一緒に考えてみたいと思います。
聖書が書かれる
イエス様がお生まれになる前より、ずっとずっと以前のことです。
イスラエル人が神様に従おうとせえへんさかい・・・、
神様は、バビロニヤ帝国がユダヤの国を攻めることを、お許しになりました。
イスラエルの人らぁは、いつバビロニヤに攻め込まれるか分からへんさかい、いうて、
いっつも怯えもって暮らしとったんやんね。
その頃、神様のことばを伝えとった預言者のエレミヤって人に、神様が、こう仰いました。
「あなたは、今までわたしから聞いたことを巻物に書きなさい。
わたしは、バビロニヤによって人々の罪をさばこうとしている。
その事を知ったら、王も人々も、罪を悔い改めるかもしれない。
そうすれば、わたしは彼らを赦すことが出来る。」
ここで、4節を読んでみたいと思います。
それでエレミヤは、ネリヤの子バルクを呼んだ。
バルクはエレミヤの口述にしたがって、彼に語られた主のことばを、ことごとく巻物に書き
記した。
エレミヤが語る神様のことばを書記のバルクが巻物に書いて、それが漸く出来上がりました。
完成すると、エレミヤがバルクに言いました。
「神殿に行って、その巻物を読み上げなさい。
神様のことばを聞いたら、みな罪を悔い改めるかもしれない。」
聖書が燃やされる
バルクは、エレミヤに命じられたとおり、神殿で皆に聞こえるように、神様のことばを読みました。
とある人が神様のことばを聞いて、慌てて仲間らぁに伝えました。
その人らぁは、バルクを呼んで「もう一度巻物を読んでくれ」って頼みました。
そこには、神様に背いとるイスラエル人の罪と、
神様がバビロニヤによってユダの国をさばこうとしとることが書いたったんですね。
聞いとるうちに青ざめてきた人らぁは「王様に伝えなアカンな」って思いながらも、
バルクに対して、こう言いました。
「王様が怒りだすかもしれないから、エレミヤと一緒に隠れていなさい。」
エホヤキム王の前で、家来が巻物を読みました。
で・・・とうとう巻物全部を燃やしてしまいました。
王は、神様のことばを聞いても、罪を悔い改めようとは、せなんだんやんね。
それどころか、「エレミヤとバルクを捕らえろ」とまで命じました。
でも、エレミヤとバルクは見つかりませんでした。神様が、ふたりを隠しとられたさかいです。
失われない神様のことば
その後、神様はエレミヤに仰いました。
「エホヤキム王が焼いたわたしのことばを、もう一度書き記しなさい。
エホヤキムに、わたしのさばきが下ることも付け加えなさい。」
エレミヤが語る神様のことばを、もっぺんバルクが巻物に書き記しました、
王が、神様のことばを無くしてしまおうとしても、それは無くならんかったんやんね、
やがて、巻物に記されたとおり、ユダの国はバビロヤに滅ぼされて、王は捕らえられました。
この時に書かれた巻物が、エレミヤ書の一部になったんやんね。
こんなふうに・・・
聖書は、神様に選ばれた人らぁが書き記して、長い年月をかけて、まとめられました。
神様に選ばれて、聖霊に導かれた人らぁが、神様のことばを書いたんですね。
やさかい、聖書の教えは、どんな時代になっても変わることがありません。
ほって、聖書に書かれてることは、必ず実現するんです。
でも、聖書を読んでみても、自分には分からへん・・・。そう思うこともあると思います。
そうやで言うて、聖書はね。
自分が読んだ箇所を、理解したつもりになって勝手に解釈したらアカンのですよ。
聖書のことばを正しく知りたいとお思いでしたら、ぜひ、お近くの教会に行ってください。
そこで、教会の牧師先生とか信徒の方々に教えてもらうことが一番ですよ。はい😉📗✝️🛐