こんばんは。今夜も、おいでくださって感謝します。
詩画作家の星野富弘さんが先月28日に天に召されてから、暫く、時が経ちました。
元々、中学校の体育教師をされてた星野さんですけど・・・。
部活動の指導中の事故によって、首から下の自由を、完全に失われてしまわれたんですよね。
ちゃんとは想像できひんけど、きっと多くの生徒に愛されるような、素敵な先生やったんでしょう。
でも、その事故で、教師としての働きも出来んようになられて、どれだけ辛かったことでしょう。
1972年に、群馬大学病院で入院された時から、星野さんは、温かい文・絵を創り始められました。
手足が不自由ながら、口に咥えた筆で。
私が星野さんの詩画集を知ったんは、もちろん、教会に行くようになってからです。
教会に居はる、ある方に貰うた1枚の絵ハガキに書いたったんが、星野さんの詩画の一つでした。
「いのちが一番大切だと思っていたころ 生きるのが苦しかった
いのちより大切なものがあると知った日 生きているのが嬉しかった」
これは『いのち』いう題の詩で、詩に、紫色の花『おだまき』を添えて描いたったんです。
あとでYouTubeで調べて、詳しい判りました。
その詩が、これです。
実は・・・、うちの母はクリスチャンではないんやけどね・・・。
星野さんの詩画には、ちょっと興味を持ってくれとったんです。
母は、中学を卒業した後、成人の歳に結婚する前まで、
キリスト教主義の創業者が経営をスタートさした、『グンゼ』いう職場で働いとってね。
たぶん皆さんも御存知のパンストとか下着、レースとかを創っとる会社です。
(現在のグンゼは、創業者の主義に沿って経営されとんかは、正直・・・私は知らんのやけんね。)
そやで・・・母も、たぶん星野さんの詩画を見たら、喜ぶかなぁ。
そう思って、教会で販売しとった、星野さんの詩画カレンダーを、何回か買うた事も、ありました。
私以外にも、星野さんの詩画集とかカレンダーが欲しい・・・いう人が多かってね。
『買いますか?』いう問い合わせがあると、『今年も買う』って言われた信徒も多いほどでした。
星野さんの作品をまとめた「花の詩画展」は、全国の彼方此方で開かれて話題になって・・・。
こないだの書き込みで紹介した『銀色のあしあと』は、三浦綾子さんとの対談を交えた本でした。
教会でも図書館でも何遍も借りて、懸命に読んだ本でした。
「富弘美術館」では、今月の1日から記帳所が設けられてて、来館者が筆を残して帰られてます。
どれだけの人が、星野さんの詩と画に励まされたんやろって思うと、ほんまに凄いですよね。
それで、星野さんの葬儀は近親者のみで・・・ってことやったんですが。
行なわれた場所は、群馬県前橋市朝日町の『前橋キリスト教会』やったそうです。
かなり大きな教会みたいで、礼拝堂ん中も、すごい綺麗で。
備えられとるパイプオルガンも、立派なんですよ。
たぶん、この教会に行ったら、クリスチャンやなかっても、自然に祈りたい気持ちになる思います。
YouTubeで映像が開かれてて、3日、教会の礼拝堂内で、葬儀告別式が行なわれたようです。
↓
その星野さんの葬儀を司式された方が・・・実は。
私の所属してる福音自由にも、かつて縁のあった牧師先生で、一度、お会いした覚えがあってね。
懐かしさと同時に、この映像を見さして頂きながら、『素晴らしい御式やなぁ』って感動しました。
今は、悲しみも痛みも苦しみもない天国で、永遠のいのちに生きる身体に復活されて・・・、
きっと平安の中で、楽しい気持ちで憩われとることでしょう。
でも、奥様とか御遺族の悲しみは、測り知れんやろうなぁと思います。
どうか、主のお慰めと励ましが与えられますように。
*†* Amen *†*♪