皆さんは・・・

最近の訃報っていうと、ブライダルのお仕事をされてた桂由美さんが身近かもしれませんけども、

私は、この方のことを紹介さして頂きたいと思ってます。

手足が不自由ながら、口に咥えた筆で、素晴らしい詩と絵画を創作されてきた星野富弘さん。

先月28日、呼吸不全のため、亡くなられました。78歳でした。

 

 

星野さんは元々、中学校の先生をされてたんですけども・・・。

部活動の指導中の事故によって、首から下の自由を、完全に失われてしもたんです。

1972年に、群馬大学病院で入院された時から、口に筆を咥えて、文やら絵を書き始められて。

そっから、創作活動をスタートされて、

ひとつの作品ん中に、絵と詩が盛り込まれた『詩画』を、どんどん生み出されるようになりました。

そやで、星野さんは、ハンデを背負われて後、【詩画家】っていう感じに、なられたんかな。

それから2年後、病室ん中で洗礼を受けて、クリスチャンになられました。

 

 

 

昭和21年、現在の群馬県みどり市(旧東村)で出生。
作品をまとめた「花の詩画展」は、全国の彼方此方で開かれて話題になって・・・。

うちの母はクリスチャンではないけど、星野さんの詩画には、ちょっと興味を持ってくれてました。

特に、本にもなっとる『こんな美しい朝に』とか『銀色のあしあと』は、有名な作品でした。
うちんとこの教会でも、星野さんの詩画集とかカレンダーが、すごい人気で、

『買いますか?』いう問い合わせがあると、『今年も買う』って言われた信徒も多いほどでしたし。
書いてある詩と絵が何より優しいし、温かい。

母も「ええやんか・・・この絵」って、よう言うてくれたもんでした。


「富弘美術館」によると。

星野さんは、1年ほど前まで創作活動を続けとられたらしいんやけど、

先月28日に、呼吸不全のため、みどり市内の病院にて天に召されたとのことでした。

葬儀は近親者のみで行なって、後日、お別れの会が開かれる予定なんやそうです。
で、「富弘美術館」には、きょうから記帳所が設けられとるらしいです。

 

 

星野さん、お疲れ様でした。残された奥さまや御家族の皆さんに、主の慰めがありますように。