おはようございます。今朝も、おいでくださって感謝します。
うちんとこの教会で行なわれとる礼拝には、毎週、だいたい80人ぐらいの人が集まってきます。
信徒は勿論、教会に興味をもって来て下さる方、信徒に誘われて来る方も居ます。
集まる方々の年齢も様々で、幼子から歳を重ねた方に至るまで、幅広い世代が集まってきます。
静かにしとんが好きな者も居れば、わいわい賑やかに過ごすんが好きな者も居ります。
でも、年齢・性格やら個性・生活環境が違うても、イエス様を信じる心で、一つとされる。
そういう人らぁの集まりが、教会なんですよ。
・・・いうわけで、今回も、聖書のお話を始めることにしますね。
 
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  信じる人々の群れ

ペンテコステの日、エルサレムに初めて出来た教会には、裕福な者も貧しい者も居りました。

でも、みんなが聖霊によって導かれとったさかい、心を一つにして助け合おうとしとったんやんね。

自分の持ち物を「これは私だけの物」って言う人は、ひとりも居りませんでした。

土地とか家を持っとる人らぁは、それを売って、

そのお金をペテロらぁのもとに持って来て、ささげました。

集まったお金は、必要な人に分け与えられたさかい、生活に困る人は、居らんなったんやんね。

 

新約聖書・使徒の働き4章36~37節に、こう書いたります。見てみましょか。

キプロス生まれのレビ人で、使徒たちにバルナバ(訳すと、慰めの子)と呼ばれていた

ヨセフも、所有していた畑を売り。その代金を持って来て、使徒たちの足もとに置いた。

ここには、心からのささげ物をしたバルナバのことが書いたるんやんね。わかりやすい例です。

 

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  アナニア・サッピラ・アカンの罪

でも、ある時、すごい残念な出来事が起こったんです。

アナニアとサッビラっていう夫婦が、自分らぁの土地を売って、お金にしました。

でも、その代金の一部を自分らぁのために取っといて・・・、

残りのお金を持って行って、ペテロらぁに、こう言うたんです。

「私たちも土地を売りました。これが全ての代金です」

ペテロは、アナニアの嘘を見抜いて、悲しそうに、こう言いました。

「アナニア。なぜ、あなたはサタンに心を奪われて、代金の一部を自分のために取っておいたの

ですか。土地を売るのも売らないのも、あなたの自由だし、そのお金を如何するかも、あなたの

自由です。でも、どうして全部をささげるなどと、嘘をつくのです。あなたは人を騙したのでは

なく、神様を騙したのですよ。」

アナニアは、教会の人らぁに良う思われたて、「全部をささげます」言うて、嘘をついたんやんね。

でも、神様は、嘘をお嫌いになるお方です。嘘は、何より、人との信頼関係を壊しますからね。

聖霊によって心を一つにしてた教会に嘘が入りこむことは、恐ろしいことでした。

「あなたはサタンに心を奪われて聖霊を欺いた。神様をも欺いた」

そんなペテロの言葉を聞いたアナニアは、その場に倒れて、息を引き取りました。

それから3時間ほどが経って、夫が亡くなったことを知らんままやった、妻のサッピラが来ました。

ペテロは、サッピラに訊ねました。「あなたたち夫婦は・・・この値段で土地を売ったのですか」

ここで、ペテロは、どれほどに、サッピラが正直に答えてくれることを期待しとったことでしょう。

でも、サッピラの答えは、その願いと、全く違うもんやったんです。サッピラは、こう答えました。

「はい。その値段です」 サッピラも、アナニアと同じように、ペテロに嘘をつきました。

そこで、ペテロは、こう言いました。「なぜ、あなたたちは夫婦そろって神様を試すのですか。」

ペテロが悲しそうに、そう言うと、サッビラも倒れて、息を引き取りました。

始まったばっかりの教会を、サタン(悪魔)の働きから守るために、

神様は、夫婦の罪を・・・、そのままには、決して・・・されんかったんやんね。

この事件を聞いた教会の人らぁは、全てを御存知である神様を恐れて、正直になろう思いました。

この話は、ちょうど、旧約聖書のヨシュア記7章16節からに書いたる事件と重なるんですよ。

それは、アカンいう人物が、神様のものを盗んだっていう出来事です。

だいぶ長い箇所になるんやけど、参考までに、引用してみますね。

16 翌朝ヨシュアは早く起き、イスラエルを部族ごとに進み出させた。

      ユダ部族がくじで取り分けられた。

17 ユダの諸氏族を男一人ひとり進み出させると、ゼラフ人の氏族がくじで取り分けられた。 

  ザブディがくじで取り分けられた。

  ゼラフ人の氏族を男一人ひとり進み出させると、ザブディがくじで取り分けられた。 

18 ザブディの家族を男一人ひとり進み出させると、ユダ部族のゼラフの子アカンが

  くじで取り分けられた。

19 ヨシュアはアカンに言った。      

  「わが子よ。イスラエルの神、主に栄光を帰し、主に告白しなさい。おまえが何をした

   のか、私に告げなさい。私に隠してはいけない。」

20 アカンはヨシュアに答えた。

  「確かに、私はイスラエルの神、主に対して罪を犯しました。私は次のようなことを

  しました。

21 私は分捕り物の中に、シンアルの美しい外套一着と、銀二百シェケルと、重さ五十

   シェケルの金の延べ棒一本があるのを見て欲しくなり、それらを取りました。それらは

  今、私の天幕の中の地面の下に隠してあり、銀もそこにあります。」

 

 

25 ヨシュアは言った。

  「なぜ、おまえは私たちにわざわいをもたらしたのか。主は今日、おまえにわざわいを

  もたらされる。」

  全イスラエルは彼を石で打ち殺し、彼の所有物を火で焼き、それらに石を投げつけた。

26 人々はアカンの上に石くれの大きな山を積み上げた。今日もそうである。

  主は燃える怒りを収められた。それで、その場所の名はアコルの谷と呼ばれた。

  今日もそうである。

 

(ヨシュア記7章16~21、25~26節)

こん時、イスラエルは、ものすごい苦しい敗北をしてしもたんですわ。

教会が、そういう事にならんように・・・この状態を、何としてでも避けなアカンかったんやんね。

 

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  教会の成長

こういう事件があったんにも関わらず、教会は、どんどん成長し続けていきました。

何でやと思いますか?

それは、教会に居る人らぁの心の内に、神様に対する厳粛な恐れの心が与えられたんと同時に、

神様の存在そのものを尊敬して、畏まる・・・。

みんなぁで、改めて心を合わせて、聖霊様・神様に依り頼んで日々を生きていかんなんのやと。

そんなふうに、自覚したんやんね。

ほって、教会ん中で、互いに助け合うて、支え合うて、愛し合って生きていく・・・。

そういう歩みをしていく事が大切なんやでってことを、ペテロらぁは、人々に教えてくれました。

 

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  お話のまとめ

私らぁ一人ひとりも、日常ん中で、様々な問題に直面することがありますよね。

ひとりで何とか出来る事もあるやろけど、時には、誰かの助けが必要な事も、あると思うんです。

でも、どんな問題にぶつかった時でも、神様に依り頼んで、お従いする心を持つことが出来たら、

神様は、自分の前にある問題を、全てのことを働かせて、良い方向へと導いてくださるんです。

その問題を通して、ますます神様の栄光が輝いて、教会が成長していく基になっていくんやんね。

ほって、イエス様を信じる人が徐々に増えていって、イエス様が蒔かれた素晴らしい種が育つ。

それが、教会にとって、何よりの喜びなんですよ。