こんばんは。おいでくださって、ありがとうございます。
昨日から・・・学生時代の部活動についてのカキコをさしてもうとんやんね。
中学生時代の運動系から高校の合唱部までの思い出を、長々と書き過ぎたさかい。(^-^;
昨日を前編、きょうを後編って書き分けさしてもらうことにしましたんや。
今回は、高校2年生から、合唱部と掛け持ちで入った部活動の思い出を書かしてもらいますね。
2年生の4月から、合唱部と掛け持ちで加入したんが、インターアクトクラブっていう部活です。
でも、名前を聞いただけでは、「何のこっちゃ」ですよね。
これは、12~18歳の中学生・高校生が、地元でのボランティア活動とか、
海外のインターアクト会員(通称「インターアクター」)との交流を通じて視野を広げて、
国際感覚を養う・・・いうんが目的でね。
ロータリークラブの支援を受けて設立されとるインターアクトクラブでは、
友達と一緒に楽しみもって、ロータリーの「超我の奉仕」を学んで、行動力も身につけるんですよ。
インターアクトで出来ることっていうと、主には、こんな感じね。
- 学校とか地元の地域で、ボランティア活動をする。
- 異文化について学んで、国際親善に貢献すること。
- 学校とか地元の地域で、リーダーシップを発揮すること。
- 楽しみながら、世界中に友だちをつくること。
ただ、うちの学校は、国際親善の分野よりも、殆どがボランティア活動やったんですわ。
市・地域の支援学校とか障碍児療育施設に出かけて、アクターの有志で療育ボランティアをしたり、
学校外の道端へ出て、ゴミ拾い・空き缶拾いをしたり。
あとは、同じ管轄の高等学校のインターアクターの皆と、交流する機会を持たしてもらったり。
うちは宗教とは関係ない学校やったんやけど・・・、
仏教系の高校・ミッションスクールの生徒とかとも、一緒に学んだり交流したりしてました。
違う学校のアクターとの交流ん時には、ほんまに良い刺激を与えてもらいました。
偏差値が高いミッションスクールの男子アクターから、私らぁが苦手やった勉強を教わったり、
仏教系の学校の男子アクターには「俺ら男子校やし・・・友達になってください」言われたりね。
何せ、私が行っとった当時は、うちの学校は、女子高校やったさかい(今は共学やけどね)。
もちろん、女子生徒のアクターも居たんやけど、女子とは、あまり交流が持てんかったんやんなぁ。
ただ、福井女子高校(現・啓新高校)の顧問の先生とは、交流を持たして頂いたんやけんね。
活動内容は、どんなんかっていうとね。
インターアクトクラブは、少なくとも年に2回、プロジェクトがあるんです。
ひとつは、学校か地元地域でのプロジェクト。
もうひとつは、国際理解を促進するプロジェクト。
インターアクターは、地元のロータリークラブからの指導と支援を受けてプロジェクトを実施して、
そこでのリーダーシップを養うんですよ。
こうして書いてみると、かなり真面目な感じの部活動やなぁって、皆さん、思いはるんやろね。
ただねぇ、私って、本来は合唱部だけでって思っとったんですよ。
でもね、2年生になった時に、学校の当時の理事長先生が、地元のロータリークラブの会員やって。
その理事長先生の口添えによって、うちの学校にインターアクトクラブが出来て・・・。
で、『合唱部のメンバーは全員、インターアクトクラブを掛け持ちしてもらいます。』って条件で、
私も、自動的に、合唱とインターアクトとを兼部することになって。
それで、インターアクトは、月に2回の例会をする事になっとったさかい。
インターアクトの例会がある日は、合唱のほうは、完全に休部の上で、インターアクトに集中し。
それ以外は、ずっと合唱っていう容で、部活を続けとったんやんね。
顧問の先生と理事長先生曰く、『インターアクトでも歌を歌うさかい。おまえら。みんな入れ』て。
まぁ、ええかぁ~ぐらいの気持ちで、インターアクターとしての活動も開始したんですよ。
例会の最初には、会長がカーンと例会開始の鐘を鳴らして、お決まりのテーマ曲を歌うんですよ。
これです。
↓
ほって、次が・・・。
インターアクトの親的立場である、ロータリークラブのテーマ曲。
ロータリークラブっていうんも、これまた、お堅いって感じに思われるやろね。
これも、インターアクトと一緒で、社会奉仕・国際交流の為の、大人向けのクラブやさかい・・・。
でも、何でか知らん、ロータリークラブでは、会員とかが名前を呼ばれると『やーっ』って返事。
うちらは『はい』やのに、それだけは、何でか不思議な感覚やったんやんなぁ。
今思えば、ロータリーの方々に『何で返事が❝やー❞なんですか』って、訊いといたら良かったな。
インターアクトん時、私が加入した2年時の会長は、めっちゃ厳しい3年生の先輩やって・・・。
挨拶ひとつにしても、「おはようございまーす」って言うと、
「『ます』や。伸ばさんと短く言葉を切りなさい」って、ビシッと叱られたな。
会長してた先輩は被服科の人で、私らぁは全く交流のないコースの人やったし、とにかく怖かった。
それを、保育科の先輩が「大丈夫やで。(苗字)ちゃん。気にせんとき」って、助けてくださって。
その事で、何とか、厳しかった1年間を乗り越えることが出来たんやんね。
うちらの代になってからは、合唱部ん時と同じように「みんなで仲良くやろう」いう方針のもと、
私と違う保育科の友達が会長になって、私は幹事。合唱部で副会長やった子は、アクトでも同じ。
で、合唱部メンバーでも一緒の保育科の友達ひとりと、食物科にいる同級生の友達。
そこに、被服科の同級生ひとりが混じって、この6人で、運営を進めていくことになりました。
被服科の子以外の5人は、合唱もアクトでも常に一緒やで、主には、この5人で引っ張ることに。
「みんなリラックスしいや~。先輩も後輩も無いでぇ~。同じ目的に向かって楽しく頑張ろう~」
そうして、会長のSちゃん・副会長のSちゃん・合唱部でも一緒のメンバー、Mちゃん・Sちゃん。
それに、インターアクトだけ付いてくる被服科生のYさん・私と一緒に、テーマ曲をリードして。
テーマ曲の後、点呼を取って、例会で話し合うことを、ワイワイガヤガヤ。
例会ごとに来てくださるロータリークラブ会員のUさんとも、互いの年齢を超えて、和気藹々に。
「いっつも明るいよなぁ・・・ここは。他校のアクターは、もっと堅苦しいでぇ。」言われるけど、
顧問の先生方には、「3年生の・・・この子らぁのカラーがコレやで。ええんちゃいますか」って。
そう言うて頂いとったさかい、ほんま有難かったんです。
ひとりは、普通科クラスの担任も務めてはる、すら~っと背の高い英語担当のT先生(男性)。
また、ひとりは、お坊さんを兼ねた社会の先生(男性)。
別に、うちの学校は仏教の学校やないのに、何故か、お坊さん先生が3人も居られた。
その3人の先生ん中で顧問やったんが、W先生っていう「進路指導」と「現代社会」の先生でね。
先生は、二人とも優しかって・・・、
うちらがアクト研修を受ける時に、御飯を御馳走してくださったり、遊びに行かしてくださったり。楽しかったなぁ・・・。
思えば、そのインターアクトを通して得た様々な事が、今の私の生き方に繋がっとんかも。
去年の2月末まで療育をしとった事も、今、教会に通って、いろんな人と関わったりしとることも。
もし、インターアクトに関わることが無かったとしたら、
たぶん様々な人の考えを受け入れるって事が、ちゃんと出来てへなんだかもしれへんしね。
私が今、教会ん中で、いろいろ奉仕さして頂いとる事とか、人と交わりをしとる事も、
もしかすると、高校時代のインターアクトそのものが、バックボーンになっとんかもしれません。