こんばんは。おいでくださって感謝します。
今回は、かなりマニアックやけど、テレ朝系で放送しとる『スーパー戦隊シリーズ』のひとつを。
あれは、私が小学校4年生の頃。
金曜日の夕方5時半になると、夢中になって視とったんが『太陽戦隊サンバルカン』でした。
『太陽戦隊サンバルカン』は、1981年2月7日から1982年1月30日まで、
テレビ朝日系列で、毎週土曜日の午後6時~6時半に全50話が放送されてました。
「スーパー戦隊シリーズ」では、第5作目にあたります。
ただ、私が住んどる関西エリアでは、同じ時間に『あばれはっちゃくシリーズ』をやっとって、
その関係でなんか判らんけど、金曜日の午後5時半からの放送になってました。
実のところ・・・サンバルカンは、戦隊チームが男性3人のみの構成。
しかも、女性メンバーが1人も存在せえへんってことが最大の特徴なんやんね。
この設定は、基本を踏まえながらも、マンネリ化せんように。
で、あえて人数を少なくすることで、特に強い印象を生み出して予防線を張って。
かつ、陸・海・空の三軍の代表の兵士いう設定を、番組に反映させるためやったんですって。
人数の減少によって、アクションはよりスピード感を増して、連携技も多用されました。
これで、シリーズの基礎が確立された・・・とも言われとるらしいんですよ。
でも、女性メンバーが不在やってことに対しては、
放映当時から、女児層をはじめとした視聴者から、女性メンバーの復活を望む声が多かったそうで。
そのため、次の『大戦隊ゴーグルファイブ』で女性メンバーが復活した5人構成になりました。
それ以後のシリーズにも、男性メンバーのみの作品は存在しとらへん。唯一なんやんね。
私は、むしろ、男性ばっかりの戦隊っていうんも、新鮮で好きでしたけど。
メンバーの司令塔的な人には、ちゃんと女性も居ったから、私は、不満ありませんでした。
作品では、ヒーローの個性を印象づけるために、
シリーズで初めてヒーローのモチーフに動物が用いられました。
空・海・陸ん中で最も強い動物であるワシ・サメ・ヒョウが選ばれて・・・。
それらのイメージを強く押し出すために、主題歌の歌詞にも採り入れられとんです。
また、出てくるサンバルカンロボは、戦隊シリーズ初の複数のメカが合体して完成するロボット。
で、これから記事に書く・・・五代高之さんが演じられた2代目バルイーグルは、
戦隊シリーズで初の「刀剣をメイン武器にしたレッド」なんやんね。
まぁ・・・、五代さん自身が、剣使いレッドの最初の足跡を創られたんやないかな。
これは、五代さん自身が、剣道の達人やいうんもあるさかいらしいけど。
(もともと剣道三段の腕前やったことから、当時のプロデューサーによって提案されたとのこと。)
ちなみに、名称の「サンバルカン」の由来は、「太陽」+「ローマ神話の火の神」の意味からで。
当初は単に「バルカン」やったそうやけど、この名前は化粧品等で既に使われとったらしいさかい、
商標登録するために、前か後に語を足す必要が生じたらしくて・・・。
それで、当時のスポンサーやった後楽園スタヂアムのマークから「太陽」を取り入れたとか。
また、「サン」には、ヒーローの人数「3」も含まれとったりとか、
「バルカン」には、連射機関砲のバルカン砲、歴史上の動乱の舞台・バルカン半島のイメージが。
それを聞くと、なるほど~って思いますよね。
で、いよいよ。
こっから、チームリーダーでもある、バルイーグルの話になるんですけども・・・。
第22話(1981年7月4日放送分)までのバルイーグルは、大鷲龍介こと、川崎龍介さんでした。
面白いことに、変身前の戦士を演じる俳優さんの役名はね。
変身する動物をモチーフにした苗字と、演じる俳優さんの実際の名前とを合わせた役名になってて。
バルイーグルは鷲がモチーフやさかい、川崎さんの役名も、そうなっとったんやんね。
ただ、この22~23話で・・・、
初代の大鷲イーグルがNASAのスペースコロニー開発計画の設計メンバーとして招集されて、
スペースシャトル操縦士を拝命されたことで、
五代高之さんが演じる飛羽高之(ひば・たかゆき)にバルイーグルを任せるって言うて・・・。
で、大鷲イーグルは、あとのシャーク・パンサーにも挨拶をして、アメリカへ旅立つことに。
ただ、私ね。
川崎さんイーグル時代の最初の頃は、正直なとこ、そんなに意識してへんかったんやんね。
でも、23話で飛羽イーグルに変わってから、もっと意識してみるようになったんですよ。
川崎イーグルも五代イーグルも良いんやけど、川崎イーグルは、どっちか言うと渋めな感じがして。
女の子が好きなんは、むしろ、五代イーグルと違うかなって思いだして・・・。(^^♪
見比べてもらうと・・・、名乗りポーズも、川崎イーグルと五代イーグルに、違いがあるやんね。
川崎イーグルは、カタカナの『イ』みたいなポーズやけど、五代イーグルは、右手を振り上げてる。
声にしてもポーズにしても、私の場合は、とにかく、五代イーグルに惚れっぱなしでした。
変身前はスカッと爽やかやし、変身する時の声も折り目正して、さらに名乗りポーズもカッコいい。
話が進むごとに・・・『きゃーっ。飛羽高之カッコいいー!』って、アイドルを応援するみたいな。
五代さん、サンバルカンに出る前は、西部警察の兼子刑事を演じとられたらしいんやけど・・・。
パイロット的なポストのシーンで着られてる御衣裳も、ちょっと、それに近いもんがあったんかな。
YouTubeで西部警察ん時の御衣裳もチラッと見たんやけど・・・何となく似とる気がしたしねぇ。
短いけど、変身前と変身後のシーンかな。相変わらず爽やかですよね。
バルカンスティックで戦う2代目イーグル。ここでは、御自身の剣道の特技が生かされてますよね。
スーツアクターを務められた新堀和男さんって方も、五代さんと同じように剣の名手やったとか。
それで、2代目バルイーグルは、剣を用いて戦うっていう設定になったらしいんですよね。
で、五代さん自身は今・・・「五代塾」っていうところの塾長さんでも、あられるんやとか。
そこで、後進の俳優さんを育てたり、ボイストレーニングとか講演とか、お花のことに至るまで。
歳を重ねられた今も、俳優業を続けつつ、いろいろプロデュース活動もを務めとられるらしいです。
つい最近、「炎神戦隊ゴーオンジャー」でゴーオンレッドを務めた方の動画を視たんですが・・・。
そこで、その方と五代さんとが、当時の思い出を語ったりされてました。
その動画ん中で、深みを増した声ながらも「バル・イーグル!」と叫んで、変身ポーズをされてる。
そのお姿を視た時は、懐かしさと同時に「やっぱカッコいい。あん時のまんまや~」と感激。
大人になった今でも、やっぱり、私にとってのバルイーグルは、五代高之さんなんです。
川崎さん、すんませんねぇ。(^-^;