皆さん。青虫を間近で御覧になったこと、おありでしょうか。
ただ、コレって野菜とかにくっついてると困りもんですよね。
でも、それはやがてサナギになって、さらに美しい蝶になりますね。
イエス様は人の姿をしとられたけど、ある時、本来の姿を示されました。
ほんな、今回のお話に入ることにしましょう。
山の上で
前回の聖書のおはなしでは、イエス様が、御自身が受ける苦しみについて、
お弟子さんらぁに告げられたことを、記事にしましたよね。
「エルサレムでユダヤ人の指導者らぁに捕らえられて、殺されて、3日めに甦らなアカンのんや。」
そういう予告をなさったんでした。
それがイエス様の使命やったんやけど、お弟子さんらぁには、その事が理解できんかったんやんね。
ペテロが「イエス様には、そんな事が起こるはずがない。」って言うと、
イエス様は、ペテロをお叱りになりました。
そういう出来事があってから6日めに、
お顔が太陽みたいに眩しく輝いて、身につけとられる服が光のように真っ白になったんです。
ふたりは、旧約聖書に登場する偉大な預言者であるモーセとエリヤでした。
イエス様は、モーセとエリヤと話し合うとられました。
エルサレムでイエス様を待ち受けてる出来事について話しとられたんやんね。
天からの声
3人のお弟子さんは、驚いて恐れました。
ペテロは何を言うてエエんか判らんまま、思わず口走りました。
「先生。私たちが此処に居るのは、本当に素晴らしいことです。
もし宜しければ、私が此処に3つのテントを張ります。
あなたのために1つ、モーセのために1つ、エリヤのために1つ・・・。」
ペテロの言葉を遮るように、光り輝く雲が現れて辺りを包みました。
ほって、雲ん中から声が聞こえました。
「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ。彼の言うことを聞け」
これは、天に居られる神様からのことばでした。
イエス様は、神様の御子であって、イエス様のおことばは神様のお考えやと・・・、
そうお告げになったんやんね。
神様の声を恐れて、ひれ伏して震えるお弟子さんらぁの傍に、イエス様が近づいてこられました。
イエス様は、3人の身体に触れて「起きなさい。怖がる事はありません」と言われました。
ペテロとヤコブとヨハネが恐る恐る顔を上げると、
イエス様は普段の姿に戻っとって、モーセとエリヤの姿も見えんなってました。
復活後のイエス様の姿
イエス様は、3人を連れて山を降りもって言われました。
「わたしが復活するまでは、山の上で起きた事を誰にも言ってはなりません。」
イエス様がペテロらぁに見せてくださったんは、イエス様の本来の姿でした。
イエス様は、輝く栄光に満ちた神様の御子やのに・・・、
その栄光の姿を捨てて、人の姿をとって、この世に来てくださいました。
それは、罪を持った私らぁの身代わりとなって、十字架に掛かってくださるためでした。
神様の御計画に従って十字架に向かうイエス様は、
神様の力によって十字架の死から復活して、天に昇って栄光の姿に戻られるんです。
イエス様は、神様の御計画が理解できてへなんだペテロらぁのために、
十字架の苦しみの後に現される御自身の栄光の姿を、予め見せてくださったんやね。