こんばんは。おいでくださって感謝します。
さて・・・、今回の記事の前に、ちょこっとお聞きします。
記事を読んで下さっとる皆さん中で、引っ越しを経験されとる方って居られますか?
住み慣れた場所を離れて新たな地域に行く時、
その土地の生活に慣れるやろか、馴染んでいけるやろかって、不安になる事も、あると思うんです。
私は、地元の高校を卒業してから、就職の為に奈良に引っ越したこともあったんやけど、
なかなか馴染んでいけんで、上手に生活する事も出来なんだんで、結局、故郷に帰ってきました。
実は、今回のお話に登場するルツっていう女性も、今までとは全然違う土地へ行くことに。
彼女も、どんだけ不安やったやろなぁと思うんやけど・・・、
彼女が行った新しい土地には、神様の素晴らしい祝福が用意されとったんですよ。
その昔、イスラエルに住んどったナオミいう女性には、エリメレクいう旦那さんが居りました。
二人が住んどる土地には飢饉があって・・・、
食べ物に不自由しとった夫婦は、二人の息子を連れて、モアブいう場所に移り住みました。
暫くしてエリメレクが死んだ後には、ナオミと二人の息子らぁが残されました。
二人の息子らぁは、モアブ人の女性と結婚したんやけど、
この息子らぁも死んでしもて、年老いたナオミと、二人のお嫁さんが残されたんです。
夫も息子も亡くしてしもて、ナオミは、どんだけ辛かったかって考えると、胸が痛むやんね。
でも、ナオミは。
故郷のベツレヘムで作物がとれるようになったとの話を聞いて、故郷に帰る決心をしました。
そこでナオミは、二人のお嫁さん・ルツとオルパに、こう言いました。
「あなたがたはモアブの故郷にお帰りなさい。もう一度結婚して幸せに暮らしなさい」って。
そうナオミが説得すると、オルパは泣きながら、ナオミのもとを去っていきました。
でも、ルツはナオミから離れようとしません。ルツ記1章16~17節に、こう書いたるんです。
「お母様を捨て、別れて帰るように、仕向けないでください。
お母様が行かれるところに私も行き、住まれるところに住みます。
あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。
あなたが死なれるところで私も死に、そこに葬られます。
もし、死によってでも、私があなたから離れるようなことがあったら、
主が幾重にも私を罰してくださるように。」って。
モアブの人らぁは、この世を造られた真(まこと)の神様を知らんかったんやけど、
そんなモアブ人やったルツは、ナオミやら二人の息子らぁと暮らしていくうちに、
真の神様を信じて、従う生活をするようになっとったんやんね。
ルツの固い決心を聞いたナオミは、ルツを連れていくことに決めて、故郷に帰りました。
ルツにとっては、知らん外国の土地で、さぞや緊張しとったでしょうねぇ。
でも、ルツは、ナオミと暮らすために、さっそく仕事に行きました。
その頃、貧しい人らぁは、麦畑で収穫された後の、零れ落ちた麦の穂を拾うことを許されてました。
ルツは、この落穂拾いの仕事をするために、出かけとったんやね。
それで、朝早うから麦畑に出かけて行って、一生けんめいに麦の穂を拾い集めてました。
そんなルツを、感心したように見とる人が居りました。この人は畑の主人で、ボアズいう男性です。
彼は、ルツに、こう話しかけました。
「あなたは自分の国を離れて、この土地に来て、お母さんの世話をしてるそうですね。
神様が、あなたを豊かに祝福してくださるように。」
すごいボアズが親切にしてくれたさかい、ルツは、ようけ麦の穂を拾い集めることが出来ました。
いっぱいの麦の穂を抱えて帰ってきたルツを見て、ナオミはビックリしました。
「まあ・・・ルツ。そんなにたくさん。どこで麦の穂拾いをしたの?。」
「はい、お母さん。ボアズさんって方の畑です」「まぁっ!ボアズはウチの親戚なのよ」
ナオミは、神様の不思議な導きやと知って、その事実に驚きました。
ナオミは「ルツには幸せになってほしい。優しいボアズと結婚できたら・・・」って思てました。
ほって、ナオミが願ったように、ルツとボアズは結婚して、子どもも与えられました。
おばあさんになったナオミは、ルツとボアズの子どもを抱いて、ほんまに幸せそうです。
ルツとボアズの赤ちゃんはオベデと名づけられて、やがて、ダビデ王のおじいさんになりました。
この赤ちゃんは、救い主イエス様の遠い御先祖様ってことになります。
まことの神様を信じて従う道を選んだルツは、素晴らしい恵みと祝福を頂くことが出来ました。
今回は、本当の神様を信じて、常に神様に従って歩もうと決心した、ルツを中心に据えた話でした。
日々の忙しさに追われて神様を蔑ろにしとらへんか?
私自身も常に、それを問いかけていかなアカンのんですが・・・。
でも、忙しさを言い訳にして神様を蔑ろにしとるようでは、信仰者として失格なんですよね。
いっつも神様の御声に耳を傾ける努力をせなアカンなぁ・・・。いやぁ、反省ですわ。