たった今、
こちらの本を読み終えました。
2018年に刊行された
『「玉砕の島」ペリリューから帰還した父』
ゆき惠・ヒアシュ著
潮出版社
本書は、筆者曰く
「これまでのペリリュー本とは一線を画す」
ユニークな内容となっています。


筆者の父(吉田金藏)は第二次世界大戦中、
日本軍の防疫給水部員として
ペリリュー島での任務についていて、
奇跡的に生還した一人。
父は晩年になり
「もう一度ペリリュー島に行きたかった」
と話しながら、願いかなわず他界。
アメリカ在住の筆者は
それから15年の歳月をかけて、
父がなぜ
ペリリュー島に行く事になったのかを
兵籍簿から割り出し、
すでに高齢となった戦友やその家族、
アメリカ海兵として
当時は敵同士で戦っていた退役軍人、
日本兵の遺骨収集を続ける人達に会い、
話を聴いて行きます。
そしてついに、父が当時ペリリュー島で
任務に着いていた時に使用していたであろう
幻の濾水機まで辿り着き、
その地に
父の遺骨の一部を散骨するのでした。
取材の中で分かって来るのは、
島を知り尽くし死ぬまで戦う日本兵、
長期的に追い詰められ
精神を病んでいった米兵たちの姿。
そして敵として戦ったアメリカ側からも
リスペクトされていた
中川州男(くにお)大佐の、
圧倒的に不利な状況下にありながらの
緻密な戦略。
なぜこれほどまでに日本という国が
(その精神性の強靭さや高さゆえに)
戦後徹底的にあらゆる方法で
弱体化され続けるのか、
その一因がわかる氣がしました。
日本人の「本質」を、
現代のわたし達以上に
当時戦った相手側の人達は
思い知らされたのでしょう。


ちなみに
わたしがこの本を知った経緯ですが、
数年前に高校時代の同級生から
「ペリリュー島って知ってる?
アメリカに住んでるわたしの知人が
ペリリュー島の事を本に書いたの。」
と話してくれていた事がきっかけでした。
当時は
そのまま聞き流してしまったのですが、
その後にまた
「ペリリュー島」というキーワードを
聴く事になろうとは
その時には思いもしませんでした。


そして時が経ち、
横浜勉強会である時に小野善一郎先生が、
「ペリリュー島」のお話を
してくださったのです。
それは
「第二次世界大戦中のペリリュー島での
日本軍と島民のお話」
日本軍ペリリュー島守備隊(約1万2千名)は、
3日で攻略できると楽観していた
アメリカ海兵隊を相手に、
71日間に渡って
組織的戦闘を続けた末に玉砕。
当時、
島に滞在していた日本軍は
アメリカが攻めてくる前に
島民を島外に逃す目的で
わざと冷たい対応をします。
島民が腹を立て
愛想を尽かして船で沖へ出ていくと、、
ようやく日本兵全員が海岸に出て来て整列。
はるかに遠くなる船に向かって
敬礼し大きく手を振って
万感の思いで見送ったのでした。
そして、
この守備隊を率いていたのが
中川州男大佐です。


今回6/18コラボ講演会に
ゲスト講師としてご登壇の島川崇先生は、
ご自身のプロフィールの中で
尊敬する人として「中川州男大佐」の名前を
挙げておられます。
そして、
ペリリュー島に若い年代の人達を
今までに何度も引率して訪れているのです。
小野先生と島川先生は、
揺るぎない信頼関係にある事を
ヒシヒシと感じるのですが、
その理由の一つとして
「ペリリュー島」という共通項があると
確信しています。
そこには、
祖国である日本を
命懸けで守ってくださった先人達への
畏敬の念と感謝、
そしてその「日本人の本質」を
次代に引き継ぐ覚悟も
共通しているように感じます。
ちなみに、
当事者以外に
これらの事実が知られる事なく
歴史の暗部として
忘れ去られようとしていた時に
「ペリリュー島」に
光を当ててくださったのは
2015年4月8日
天皇・皇后両陛下の
パラオ・ペリリュー島戦没者慰霊の旅でした。


もう一つはやはり「大祓詞」です。
島川先生が数年前に、
観光学を極める中で
「ホスピタリティ(おもてなし)」という言葉に
違和感を感じて苦しんでいたタイミングで、
小野先生の祓えのお話を聴き、
全てが肚に落ちる体験をされています。
「観光」とは光を観ること

この言葉に辿り着くまでには、
光とは対極のどれほどの陰(苦悩)を
体験していらしたのでしょうか?
そうでなければ
この「光を観る」という言葉は出て来ません。
島川先生ご自身、
今回6/18の講義内容について、
本当に今緊張感を持ちながら、
それをも楽しみながら
取り組まれているそうです。
今回の講演にかける意氣込みを
島川先生が語ってくださってますので、
こちらの動画も
ご視聴いただけましたら幸いです。
↓↓
熱い熱いお二人の先生方のお話が
どのようにシンクロして行くのか、
当日のお話が今から待ちきれません♪✨
わたしは講演会場にて
今回もスタッフとして
お手伝いさせていただきます。


第3弾 大祓詞で日本を救う
6月18日(土)
講演会 14:00〜16:00
交流会 16:10〜最大17:00まで
富岡八幡宮 婚儀殿 (門前仲町)
《講師》
小野善一郎先生(渋川八幡宮 宮司)
島川崇先生(神奈川大学 教授)
オンライン参加お申し込み
アーカイブ動画も
お申し込みいただいた皆様に
後日配信いたします。
今回のオンライン講演会では、
Zoomウェビナーを使用して
リアル配信します。
ウェビナーでは、
参加者さんのお顔は映りませんが、
意思表示はいろいろ出来ます。
↓↓
「チャット」にコメントを入れたり
「手を挙げる」という機能を使ったり
「Q&A」で質問をしたり
アンケートに答えたり出来ます。


勉強会後のオンライン交流会
16:10〜16:50
こちらの司会進行役を
桜田琢志氏が担当します。
小野先生の上野勉強会主催者であり、
第1弾コラボ講演会を
主催&司会進行してくださった
マルチな癒し系イケボの方です

両先生と参加者の皆さんを繋いでくださり、
笑いあり涙ありの和氣あいあいとした
時間になる事と思います♪
お楽しみに

『大祓詞で日本を救う』第3弾
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最後までお読みいただきまして
ありがとうございます
