お訪ねいただきましてありがとうございます
友人の紹介で、さっそく昨年の7月末から
介護施設に傾聴ボランティアに行き始めました。
それまで、この施設では
他のボランティアは入っていましたが、
傾聴のボランティアは入っていませんでした。
それが私には幸いしました
もしすでに傾聴の方が入っていた場合、
従来通りのただお話を聴くスタイルだったはずです。
そこに、後から私のようにマッピング方式でやりたい
という人間が来たら、、、
前からの方たちはあまり良い気持ちはしないと思います。
実際に、他のマッパーさんでその状況の方がいて、
せっかく家から近いけど、その施設での
傾聴マッピングは難しいと言っていました。
初日に、担当の方とお話させていただいて、
マッピングなるものが何なのか
の説明からさせていただきました。
誘ってくれた友人が前もって話してくれていたことも
あるのか、あっけないくらいすんなりとOKが出ました。
基本的に、午前と午後、各1時間でやってみることに
さっそく、初めての方とお話させていただきました。
この方が、先日亡くなられた女性です。
(以後、Kさんとさせていただきます)
お話の内容は、あまり詳しく書けないのですが、
一つだけ、義母との共通点がありました。
(義母も昨年末、亡くなりました)
それは、蚕(かいこ)のお話です。
絹の材料となる繭(まゆ)を作ってくれる芋虫さん・・・
Kさんは、
「お金を稼いでくれるから、お蚕さん っていうのよ」
と、教えてくれました。
…その日の夜、付き添いのため義母の部屋で
ベッドの横に布団を敷いて寝ながら、
昼間聴いたお蚕さんの話を義母にもしてみました。
義母は、小さい時に飼っていた当時の話を
いろいろ話してくれました。
2人の話に共通していたのは、
蚕がエサとなる桑の葉を食べる時の音が
今も忘れられない
という言葉でした。。。
夜、寝静まった頃になると、
その音がとてもよく聞こえていたそうです。
Kさんからは10回ほど、お話を聴かせていただきました。
途中、Kさんが風邪をひかれて、数週間お話が聴けない
期間がありました。
この時に、
「お話が聴けているのは、当たり前のことではないのだ」
と、気付かされました。
お互いに体調やいろいろな条件が揃っていないと、
実現しないのです。
この想いは、義母に対してさらに強く残りました・・・
こんなに早く義母が逝ってしまうと知っていたら、
もっともっとマッピングを取らせてほしかった…
この無念さは今も残ります。。。
長くなりましたので、この続きはまた・・・