T-falの圧力鍋を買ったのは、結婚10周年記念のときだった。

 

 もうそれから20年以上使っている。もちろんいまも、カレーでも肉じゃがでも大活躍。

 

 息子が一人暮らしをはじめて5年目。そんなに大きなお鍋じゃなくてもいいかなぁ、と電気圧力鍋の小さいのが気になっていろいろ見ていた。すると、最近、短歌の友達がfacebookに電気圧力鍋を買ったことを載せていて、わーー私も、これにしよう!と決めたのだった。(わからないことあったら教えてもらおう、という他力本願的発想。新しい機械ものを買うときの決め手は、誰か知り合いで同じの使ってる人いないかなぁといつもそこへいく)

 

 さっそく説明書を読んで、ふむふむと理解して、かぼちゃを炊いてみる。蓋をして40分。結構時間はかかるな。ガスの圧力鍋なら圧力をかける時間は5分くらいなんだけどなぁと思いながら。そのあいだに洗濯ものを干し、健康診断のパンフレットを読んでオプションをきめて予約などする。

 

 なによりも驚くのが静かなこと。あれ、動いてるの? 私ボタン押し忘れたかな? と不安になるくらい静か。

 40分して蓋をあけ、火力を強めて水分をとばしてできあがり。味見する。おいしいいいいい!! なんか懐かしい味。じっくり炊くせいか味が沁み込んでいてほくほくのおいしいかぼちゃの煮物ができた。それでお昼ご飯を食べる。

 

 午後は楽しくなってきて、冷蔵庫にあったロースハム、玉ねぎ、ブロッコリー、人参、ピーマン、白菜、ショウガ、サラダ用マカロニを入れてミネストローネを作ってみた。蓋をして50分。やはり時間はかかる。

 

 錦見さんのラジオの聴きのがし(本日分。11時台のおとラボ。楽しいのでおすすめ。これについては明日書く)を聞きながら、会社で集めていた使用済み切手を集めている団体へ送る準備。同時に3つのことが進行するなんてすごいわ。

 

 ミネストローネ完成。 味見する。 お、おいしい・・・・ 私がいままで作ったなかで一番おいしくできた。 時間をかけるって大事だな。そういえば、母は昔、「スロークッカー」という電気の調理器を持っていて、それで豆を炊いたりしていたことを思い出した。あのころからそういうのあったんだなぁ。

 

 そのあと、冷凍庫に鶏のもも肉がたくさんあったので解凍して、電気圧力鍋についてきたレシピにしたがって、さっぱり煮を作る。ちょうど、いただきものの「紅芋酢」がまだ残っていたのでそれを使う。酢と醤油と砂糖とショウガしか入れない。それでこんなにたくさんの鶏肉を入れても大丈夫だろうか。蓋をしめて55分。 テレビでニュースを見たり、洗濯物を入れたりしているうちに時間になる。蓋を取って強火にして煮詰める。完成。

 

 味見。これも鶏がやわらかくなっていて丼にして食べたくなるほどだった。汁もたっぷりでていた。

 

 あまりにもおいしくできるし便利だし焦げないから、母にも勧めようかと思ったけど、料理別にちょっとした操作があって、手動にしてメニューを選んだり、+とか-のボタンで時間や火力の設定をしないといけないので(とても簡単だけど)、ちょっとこれからの母には無理かなぁと思う。まぁ、私が鍋を持って行って作ればいいかなと思った。

 

 スイーツや塩麴、豆腐などいろいろできるみたいなので、試してみたい。