今朝、友人のKからラインが届いた。
きょうはお母さんの面会日でしょ。紫陽花きれいに咲いたから見せてあげて。
実はこの紫陽花はいまはもう人手に渡った私の実家に咲いていたもので、Kが移植して育ててくれている紫陽花。大事に育ててくれてほんとうにありがたい。さらに面会日も覚えていてくれたことにいい友達だなぁと思う。
もともとはきょうは母の施設の面会日だったのだけど、15日に誤嚥性肺炎と心不全で救急搬送されて入院となり、病院へのお見舞い日になった。
母が搬送されたと聞いたときは、ああ、また私の大事な予定が流れるのかと覚悟した。でもなんとか持ち直し、きょうはたくさん書類を書くことになっていて、てっきり延命治療はどうするかというような話を聞かされると思っていたら、リハビリプランについての確認だった。
え、母はそんなに元気になってるの? とびっくりして嬉しかった。搬送されてまだ5日なのに。
病室にいくと母は車椅子に座っていて、「あら、こんにちは」と言った。私が持参した羊のマスコットを手渡すと、
「かわいいわねぇ。こっち見てるわ」と、喜んでくれた。それからKの紫陽花の写真を見せると「きれいねぇ」と嬉しそうだった。母はかわいいものやきれいなものが好きなのだ。
それで、このあいだ行った薔薇園の薔薇の写真やなっちゃんの写真を見せた。母はひとつひとつじっくり見て、きれいねとかかわいいねと言った。私が書類を書いているあいだは後ろで鼻歌を歌っていた。
看護師さんの話によると、ずっと鼻歌を歌っているらしい。お昼ごはんもきょうは完食でしたよ、と言われる。
この病院は秋から数えて3つめの搬送先の病院だけど、いちばん整っている。看護師さん、リハビリ担当などいろんな人が私に希望とか目標などをききにきてくれた。
以前から気になっているお尻がただれがちなので気をつけてみてもらいたいことや、お腹がゆるいのでなるべくこまめにオムツをチェックしてほしいとか、希望を伝えたら、共有しますね、と言ってもらった。なんだかそういうことお願いしてもいいんだなとほっとした。目標は車椅子になるべく自分の力で乗れるようになること。
もう終わりに向かっていると覚悟していた母の人生がまだ明るいほうへ伸びていくんだと思ったら嬉しかった
帰りがけに握手したら「あら、あんたの手、あついね」と母が言った。ちゃんとそういうこともわかるんだな。
また来るねと言ったら、「バイバイ」と手を振ってくれたので私も手を振って病室を後にした。どうか元気で夏を迎えられますように。





















