少し間が空いてしまいましたが、治療の振り返りを書こうと思います。

初めて心療内科に行った時の話です。


転職してから半年ほどは調子良く仕事ができていたのですが、徐々に「頭が真っ白になる」という症状が出てきました。


この「頭が真っ白になる」という症状。

どんな症状かというと、人から何かを聞かれて答えようとするとき、文字通り頭が真っ白になってしまうのです。

「早く答えなきゃ。何か答えなきゃ。」と焦って頭が空回りする感覚です。考えても何も出てこない、そもそもちゃんと頭が動いてない、みたいな。


焦った結果なんだかよく分からない答えを返して、相手もなんとなく納得してないような表情をして会話が終わる。

時には間違った返答をしてしまうこともありました。


どうして頭が真っ白になってしまったのか、当時を思い出しながらいろいろ考えていたのですが、大きな理由として「マニュアルを読めなかった」ということがあります。


マニュアルを読んで理解するということがすごく苦手だったんですよね。


マニュアルを読まずに仕事ができるのか。

普通はできないと思いますが、幸いというべきか、当時の私はマニュアルを読まなくても「なんとなく」仕事をこなしていける環境にありました。

「なんとなく」です。間違った返答もしてしまっていましたし。

それでも、私はマニュアルを読むということをしませんでした。


なんて仕事を舐めている新入社員だろうと、今振り返ると少し腹立たしい気持ちもありますが、当時を思い返してみると、自分なりの理由があったんです。


最初の部署に配属されて半年は1から10まで丁寧に教えてくれる先輩がいたので、マニュアルを読むことなくその先輩に仕事を教えてもらいながらこなしていけました。

そしてその先輩が半年後に異動してからも、先輩から教えてもらった知識を駆使して仕事をなんとかこなしていくことができました。


かなり細かなところまで教えてくれる先輩だったのでとても有り難かったのですが、先輩が教えてくれた知識で「なんとなく」仕事ができていたので、自分でマニュアルを読んで勉強するということを完全にサボってしまっていたんですね。


だから当然細かなところや先輩に教えてもらっていないことを聞かれると「??」となり、頭が真っ白になってしまったのです。


じゃあ分からない時点でマニュアルを読めばよかったんですが、どうしてもそれができなかったんです。


マニュアルを読んでその内容を理解することが難しかったんです。


分からないことを人から口頭で聞けばその内容を理解することはできるのですが、文章を読むとなるとできなくなるのです。


大学まで出ていますし、学力は人並みだと思いますが、文章を読むのは今でも苦手です。文字を読んで読んだそばから理解するのが苦手というか…。

だいぶ慣れて読めるようにはなりましたが、今でもただ文章を目で追っているだけではなかなか内容が頭に入ってきません。読んだところにマーカーでチェックを入れながら読むなどして、視覚的に自分が文章を読んでいることを認識しながらでないと意味が理解しにくいのです。チェックを入れられない時は、指でなぞったりしています。


ここらへんは少し発達障害ぽいなと自分でも感じているところです。

本とか、チラシの文字とかは読めるんですけど、マニュアルのような、意味を理解することを強く意識しながら読まないといけないようなものは、読むのに苦手意識があり、読み込むのに人より時間がかかります。


でも当時の私は自分が文章を読むことが苦手であることに気づいていませんでした。そして当然どうしたら自分は読みやすくなるのかその方法も知らなかったので、マニュアルを読めども読めども理解できませんでした。

だから分からないことがあっても、マニュアルを読むという習慣がなかなか癖づかなかったんですよね。


先輩から聞き齧った知識だけで対応しようとするから分からないこともどんどん出てくる。

マニュアルを読んでも答えが分からない、探せない。

答えられないから焦る。焦るからさらに考えられなくなる。

こんな悪循環から焦燥感が強く出て、軽い鬱っぽい症状が出てきました。


電話で名前を名乗る時にどもってしまったり、なんとなく周りの人とスムーズにコミュニケーションが取れなくなったり。

ネット依存が出てきたり。


どうにも仕事が手につかなくなってしまい、心療内科を受診して薬を処方してもらいました。


この時もう少し自分の苦手なことに向き合って改善しようとしていたら、もっと自分の力で不安に対抗できる自分になれていたのかなぁ、とも思います。


でも、当時の私はその時自分にできることをとにかく必死でやっていた、と思います。

自分ができていないことがなんなのかもよく分からない中で、正体の分からない不安と戦っていたんです。


心療内科に通い始めた頃を思い出していたら、なんて甘えた新入社員だったんだろうと、薬に頼った自分を情けなく感じそうにもなりました。

けれど、深く思い出していくうちに、何が不安なのかよく分からない中で、必死にもがいていたな、と昔の自分を褒めてあげたい気持ちにもなりました。

これも自己肯定感のひとつなのかな


治療の振り返りは当時の自分に対する葛藤のようなものも出てくるので、なかなかスムーズにブログに掲載することはできませんが、ちょっとずつ進めていこうと思います。


過去を振り返ることで大きな気づきもあるので。


長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます花