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神奈川県立歴史博物館で2022/7/16~9/25まで開催されていた

「地図最前線 ― 紙の地図からデジタルマップへ ―」という特別展のレポートを行いたいと思います。

 

前回のレポートでは鎌倉時代の地図についてご紹介しました。

 

 

今回は、伊能忠敬の地図がテーマです。

江戸時代後期にもなると科学も発展し、地図にも正確さが求められているのを感じます。

 

伊能忠敬の没後に江戸幕府へ提出された『大日本沿海輿地全図』の正本は失われています。

しかし、写本や下図は当時のものが残っているようで、そのうちの1つが展示されていました。

『自神奈川至小田原 東海道図』という地図で写真OKでしたが、このブログには残念ながら載せないことにしておきます。

 

伊能忠敬の古地図コレクションを掲載しているサイトがありましたので、そちらでも同じような地図を見ることができるようです。

 

映画「大河への道」で、地図を作っているシーンがあったのですが、

固い床に正座で座って、墨が擦れないように手に布を巻いて地図を描いていました。

 

こんなに細かくて美しい地図を作るには、相当の集中力が求められる重労働だっただろうな~と思います。

少しでも筆の乱れや汗染みがあれば、書き直しになってしまいますものね…。

 

そう、わかりやすさや効率を求めるのならば、ただの白地図でも十分だと思うんです。

しかし、伊能忠敬の地図には、山や海がシンプルかつ淡い色使いで表現されています。

江戸時代の人たちのセンスの良さがうかがえますね。

 

当時のものを間近で見ることができ、特別な機会となりました。

 

『自神奈川至小田原 東海道図』にちなんで、今回は神奈川県の地図パズルをご紹介したいと思います。