TMS治療をはじめて約1ヶ月、週に2回のペースで通っている。
1回の治療は約30分。治療の流れとして、まず磁気を当てる部分(私の場合、頭の左側らへん)にマーキングする。その後、ソファーの部屋に移動。頭を固定するバンドをつけ、耳栓を渡されて、磁気の機械を先ほどマーキングした場所に固定してくれる。
磁気の当てる強さはレベル70くらいまであるらしい。まず弱めの強さの刺激を試しに当てて、問題なければ前回やったのと同じ強さの刺激を当てる。
強さ大丈夫ですか?と聞かれて、
ちょっと当たる感じが強くて、30分耐えられないな…と思い、前回より少し下げたレベルの強さで継続して刺激を当ててもらうことになった。
看護師さん曰く、
刺激が強いから早くよくなる、というわけではなく、自分にとってリラックスできる、不快ではない強さで治療を行うのかベストらしい。
そして、人それぞれ効果は違く、1回目で効果を感じる人もいれば、10回目になってやっと効果を感じるひともいるとのこと。
先生の診察での説明では、
刺激を当てているうちに、フワッと急に眠くなる感覚が1回目から感じることができればかなりベストだ、と仰っていた。
うーん。残念ながら私にはその感覚は今のところ無い…。
実感として感じたことは、治療直後は頭がクリアになって、常にうるさい脳内や反芻思考が止まった感じがして非常に気分がよく過ごせるのは確か。ただ、それは今ところは継続していない。これがいつも続いて欲しい…。
普通に嫌なこととかあったら、カッとなって繰り返し繰り返し考えてしまうし。まぁ、、少しは以前よりは切り替えられているのかな?程度。
あと、バイトの前日にTMS治療をやるように調整している。前よりは集中して仕事ができるような気がする。しかし、今後治療が終了したあともとに戻ってしまわないかはとても不安だ。
正直、個人的には「アルジャーノンに花束を」という物語みたいな結末になるのでは、と実感として思っている。
一時的には効果がでて問題なく生活することができる(むしろ生活の質が上がる)けど、治療が終わるとだんだんともとに戻ってしまう。みたいな。
少しは気持ちを切り替えられている。が、わたしは周囲とコミュニケーションが取れないのを改めて強く実感しているかな。
普通の人と会話のキャッチボールもできないんだなって。周りが気をつかって合わせてくれてるんだ、とやっと気づいた感じはある。
今までが相当無理していて、けど働くのが普通という概念しかなくて、声が出なくなっても視界がおかしくなっても、耐えて耐えてフルタイムで頑張っていた。プライベートとの両立なんてまるで無理だった。体壊してまで働いてちょっと馬鹿みたいに感じる。
(けど就職してキャパオーバーなことを無理してこなし働き続けたけれど、自分の興味のある仕事もできたし得たこともあるから後悔はしてない)
仕事や周囲との関係がうまく行かなくても、次の日には割と引きずらずに過ごせている。ただ、コミュニケーションが取れるようになったわけじゃない。そこは前からずっと変わらない。その発達障害てきな部分がTMSで治ることは無いのだ。
TMSだけで全てがよくなるわけは絶対に無い…。自分の考えを変えていかないとやはり何も変わらない気がする。
もちろん、薬では治らなかったうつ病の人にはTMSという治療はいいのかもしれない。
まぁ最後までやってみないとわからないのだ。正直、この先どう生きていくか決めてない。やりたいと思えるような仕事は私には勤まらない。けど生きていくには仕事をしないといけない。障害者雇用の仕事を探してみるかな?けどそう簡単ではなさそう。
TMS治療は、30回中、9回が終了した。あと21回頑張って通ってみよう。
パンケーキでホッとひといき。甘いものは唯一の癒し