最近気づいたことがあるけれど、私はもう一人の自分か、もしくは他の人と頭の中で対話しながら生きている。所謂妄想の世界がある。もちろん、妄想と現実の違いははっきり自覚しているし、統合失調症のような精神病でもないことを自分でわかる。ADHDによる特性なのだと自分なりに理解している。



妄想の内容は主に、現実で上手くいかなかった部分が頭の中で繰り返されていて、そこでこう言えば良かった、本当はこう伝えたかった、ということを私が訴えているのだ(頭の中で何度も何度も)


この妄想は多分子どものときからだと思う。今までは無意識に妄想をしていた。これを妄想とは全く思わなかった。普通だと思っていた。妄想だと自覚したのは最近だ。



最近、この妄想癖が酷く、現実に集中できないのだ。何をしていても頭の中で自分の世界が広がっており自分や誰かと対話をしている。

例えば、これは無駄な思考だ、と自覚して切り替えようと努力しても、無意識に同じことを考えてしまっている。現実で上手く自分の思いを伝えられないから、それが溜まりに溜まっており頭の中で爆発しているように感じる。自分でもおそろしいほど、相当自己顕示欲が激しいのだと思った。


例えば、夜部屋に一人でいても自分の頭の中の世界に取り憑かれているようで、早くお風呂に入って寝てしまえばいいのに、まるで動けなくなるのだ。嫌なことがあった日はなおさら。


そのままベッドに入り眠れるのならそれでいいのだが、私は湯船に浸からないと寝付けないのだ。だからお風呂を省略することはできない。

また、お風呂に入れば血行がよくなり、この妄想癖が落ち着き、現実のことを冷静に考えられるようになることも、経験上わかっているはずなのに、動けないのだ。明日は何を着て行こうか、アイロンかけをしておかないと、明日はこれこれを買おう、ごく普通のことを考えられればいいのだが、まるで過去に取り憑かれているように感じる。


結局無駄に時間を過ごし、1時間くらい静止したあとでやっと、そろそろ時間的にもお風呂に入ろう、頑張ろうとなる。


ちなみにお風呂に入るのが億劫になる症状は、次の日がお休みの日に多い。次の日仕事だと早くお風呂に入って寝ないとまずいとちゃんと思える。


何か目標がないとダメなのかも、と思った。ご褒美のために頑張るというのはいいかもしれない。部屋にお菓子やジュースを常備しておいて、お風呂に入れたらジュースが飲めるから頑張ろうとかご褒美作戦をやってみようかなと思う。

また、ただのお菓子やジュースではなく、自分の好きなお菓子やジュース、もしくは新作の気になったお菓子やジュースというのが重要だ。いつも同じものでは飽きてしまうから。



最近やっと気づいたけれど、遠慮するだけではなくて自分の意思もちゃんと伝えたい、伝えられるようになりたいと思った。そうでないと頭の中で爆発して妄想癖が酷くなる一方だ。