正月の蔵 | 千代むすび酒造のスタッフブログ

千代むすび酒造のスタッフブログ

鳥取県境港市の酒蔵「千代むすび酒造」の情報をお伝えします

千代むすび 杜氏です。



あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。




境港は元旦からの大雪です。

数年前も大晦日から元旦の大雪で閉じ込められた思い出がありますが、

そのときは静かな蔵の中で一人、酒造りのことだけを考えることができ幸せだったのを今でも覚えています。


今年は残念ながらデスクワークが大量にあり、前回とは趣が違いました。

おまけに、午後から停電。


日が落ちきるまえに大慌てで、窓辺の雪明りで分析。

照明のない蔵の中は、本当に真っ暗なのです。

(停電も日が落ち切る前に、復旧しました)



1月3日から大吟醸の仕込みが始まり、杜氏は現在ピリピリ中です。

言葉で書くと、優しそうですが、かなりピリピリしています。


特に、造りとは直接関係のない仕事が来ると、頭の欠陥が・・・


蔵人も話しかけづらいだろうと、言葉は注意して発していますが、

人として未熟なもので、油断すると語気がすぐ荒くなります。


それでも懸命に働いてくれている蔵人のおかげで、本日は大吟醸の仲添えを無事に行えました。

明日の留添えで大吟醸が一本仕込み終わります。


吟醸造りは、積木を積み上げていくようなところがあり、一つ間違えると台無しになりかねない。

丁寧な仕事で、きっちりと仕上げていきましょう。


普段、あまりブログに書き込みませんが、蔵人のみんながここを見てますので記載させていただきました。


26年度の造りは、大吟醸から強力30、強力40と連続しているので、このまま緊張状態で駆け抜けていく予定です。



千代むすび酒造 杜氏 坪井