10(マルクト)から始まる私たちの長い魂の旅、
”自己回帰に至る旅路”は6(ティファレト)で次元が変わります。
次元が変わるとどこに行くのか、というと
6(ティファレト)の次のセフィラ5(ゲブラー)ではなく、
ひとつの上の階層にある生命の木の10(マルクト)に行きます。
「ひとつ上の階層にある生命の木」…といきなり
訳の分からない事を書いてしまいましたが、
ここでまたひとつ生命の木についてご紹介させてください。
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生命の木は私たち人間の「自己回帰への旅路」や
「創造(クリエイション)の過程」など
さまざまな”プロセス”を教えてくれますが、
その他にもたくさんの真実が隠されています。
そのひとつが、「世界の仕組み」です。
私たちにとって「世界」は目に見えている範囲が全てですが
カバラでは世界は4つに分かれているとされています。
ひとつめの世界は「アッシャー界」といって、
今まさに私たちが暮らし、知覚しているこの世界です。
そしてその上に3つの世界が存在し、それぞれ
イエッツラー界(思考、感情、意識の世界)
ベリアー界(宇宙意識の世界)
アツィルト界(神性の世界)
という名前がついています。
この4つの世界がそれぞれ生命の木のカタチをしており、
一つ下の階層のティファレトが、上の階層のマルクトと重なります。
↑こんな感じで、4つの世界は独立して存在しているのではなく
ティファレトを軸に、重なるように形成されています。
↑こんな感じで、6(ティファレト)に到達すると
ひとつ上の生命の木の10(マルクト)に移行します。
今、私たちは何とかがんばって
アッシャー界(目に見える世界)から
イエッツラー界(目に見えない世界)への移行を
挑戦しているところ。
そして、私たちの目指すイエッツラー界は
さまざまな制約から解き放たれ
性別、人種、地位、貧富の区別なく
人類愛を実践する世界であり、
そこはかつてアダムとイブが暮らしていた
楽園(エデン)とも言われています。
すべての制約や区別がない世界というのは、
昨今急に言われ始めた「多様化」に近いものがあります。
世間で声高に言われている多様化は
イエッツラー界とは程遠いものがありますが、
それでも、「多様化を大事にしよう」という意識が芽生えたこと自体は
イエッツラー界を目指す現代の我々らしい変化だと思います。
本当に今は、大きな転換期なんだなぁと感じます。
だからこそ情報の渦に巻き込まれることなく、
慎重に客観的に、今はティファレトの実践あるのみです。
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