10(マルクト)から始まる私たちの長い魂の旅、

”自己回帰に至る旅路”は6(ティファレト)で次元が変わります。

 

次元が変わるとどこに行くのか、というと

6(ティファレト)の次のセフィラ5(ゲブラー)ではなく、

ひとつの上の階層にある生命の木の10(マルクト)に行きます。

 

「ひとつ上の階層にある生命の木」…といきなり

訳の分からない事を書いてしまいましたが、

ここでまたひとつ生命の木についてご紹介させてください。

 

 

***

 

生命の木は私たち人間の「自己回帰への旅路」や

「創造(クリエイション)の過程」など

さまざまな”プロセス”を教えてくれますが、

その他にもたくさんの真実が隠されています。

 

そのひとつが、「世界の仕組み」です。

 

私たちにとって「世界」は目に見えている範囲が全てですが

カバラでは世界は4つに分かれているとされています。

 

ひとつめの世界は「アッシャー界」といって、

今まさに私たちが暮らし、知覚しているこの世界です。

 

そしてその上に3つの世界が存在し、それぞれ

イエッツラー界(思考、感情、意識の世界)

ベリアー界(宇宙意識の世界)

アツィルト界(神性の世界)

という名前がついています。

 

この4つの世界がそれぞれ生命の木のカタチをしており、

一つ下の階層のティファレトが、上の階層のマルクトと重なります。

 

 

↑こんな感じで、4つの世界は独立して存在しているのではなく

ティファレトを軸に、重なるように形成されています。

 

 

↑こんな感じで、6(ティファレト)に到達すると

ひとつ上の生命の木の10(マルクト)に移行します。

 

 

今、私たちは何とかがんばって

アッシャー界(目に見える世界)から

イエッツラー界(目に見えない世界)への移行を

挑戦しているところ。

 

そして、私たちの目指すイエッツラー界は

さまざまな制約から解き放たれ

性別、人種、地位、貧富の区別なく

人類愛を実践する世界であり、

そこはかつてアダムとイブが暮らしていた

楽園(エデン)とも言われています。

 

すべての制約や区別がない世界というのは、

昨今急に言われ始めた「多様化」に近いものがあります。

 

世間で声高に言われている多様化は

イエッツラー界とは程遠いものがありますが、

それでも、「多様化を大事にしよう」という意識が芽生えたこと自体は

イエッツラー界を目指す現代の我々らしい変化だと思います。

 

本当に今は、大きな転換期なんだなぁと感じます。

 

だからこそ情報の渦に巻き込まれることなく、

慎重に客観的に、今はティファレトの実践あるのみです。

 

 

 

 

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