先日の記事(今年本番「9月」に意識したいこと)でご紹介したように、
膨大な量の情報社会のなかでいかに何にも偏らず、傾かず、の
姿勢でいられるかが来年以降の道筋に大きな変化をもたらすことになります。
生命の木のなかで、情報や知識を司るセフィラは「8」に対応する「ホド」。
コアナンバーに「8」を持っていない人でも
もちろんこのホドの性質や力は日常のなかでおおいに活用しており、
ネツァック(欲望、本能)とホド(情報、知識)は
全セフィラのなかで最も活発なセフィラではないかと思います。
*このへんの生命の木の仕組みは拙著でも詳しくご紹介しています*
しかし、マルクト以外のセフィラの動きはすべて精神世界のなかで起きており、
私たちがその動きを感知することは大変難易度の高いことです。
現実に起きていることをつぶさに観察すれば、事象のなかに
さまざまなメッセージやヒントが隠されているのですが
それを受け取ることもまた難しく、
ほとんどのヒントは手からこぼれ落ちていってしまいます。
それじゃぁ八方ふさがりじゃないか、と途方に暮れてしまいますが
やはり、たとえ受け取り損ねることが大半だとしても
「現実をしっかり観察する」のが最善の方法だろうと思います。
特にホドの動きに注目したい場合は、
「今の自分自身を客観的に見る」のがおススメです。
某カバラ書籍によれば、ホドがネガティブな方向に振れている場合、
●頭のなかでグルグル考えが巡るうちに、役に立たない情報を何度も持ち出してしまう
●より多くの情報を検索し続けることを、行動しないことの言い訳にしてしまう
●絶え間ない情報収集により、決断ができなくなる
といった事態が起こりやすくなるようです。
海外の本を翻訳したせいか、なかなかストレートでグサッと刺さりますね。
もし今の自分が
・過去だれかから言われた言葉や目にした情報が気になってしょうがない
・色々調べてからじゃないと動くのが怖い
・決断は、様々な情報を比較検討してから行うべき
という感じになっていたら、もしかしたらホドが本来の働きをしていないかもしれません。
コアナンバーに8を持っていない人であっても
「情報」との付き合い方は本当に難しいですが、
ひとつ大きなヒントとして挙げられるのは
情報を行動の決めるための材料にしない
ではないかと思います。
知識は自分を磨き、魅力を輝かせるツールのひとつであり、
”決断”を委ねるものではない、ということです。
ついつい「ネットでAが良いと書かれていたからAにしよう」とやってしまいがちですが
こういった判断や行動は、自分自身を迷いの迷路にはめてしまう要因になります。
自分の行動を決めるのは自分自身。
そのための根拠に、情報を使わないようにしよう。
そんな風に意識してみると、物事が驚くほどシンプルに流れていくかもしれません。
↓↓ホドの働きについて、本のなかでさらに詳しくご紹介しています↓↓