イヤーサイクルはお誕生日を基準に、1年ごとに数字が切り替わる「その年のテーマを表す」ナンバー。
イヤーサイクルも他ナンバーと同様、1~9までの数字があり、
9年間というひとつの大きなサイクルのなかで、今年がどんな時期なのかを読み解きます。

今年1年が、その数字のカラーに染まるようなイメージで、
数字の持つ意味や性質が色濃く出やすくなります。

こちらの記事で書いた通り、
イヤーサイクルはその数の理解を深めるための良い材料であり、
コアナンバーに入っていない数を知るのに絶好の機会となります。

2021年の私のイヤーサイクルは「6」で、
コアナンバーにもその他のナンバーにも「6」を持たない私には
「6」を体感できる大変おもしろく貴重な1年となりました。

ちなみに、イヤーサイクル6になった時の私は

◎妙な充足感があり「もう今のままで十分」と思っては「いやいやまだダメでしょ!」と突っ込む自分がいる
◎植物や天然石にやけに手をかけるようになる
◎ちまちました作業が好きになる
◎急に「家族ぐるみ」の付き合いが増える


などの変化を実感していましたが、
今年の誕生日を迎えてイヤーサイクル7になった今
それらがどうなったかと言えば、

◎妙な充足感があり「もう今のままで十分」と思っては「いやいやまだダメでしょ!」と突っ込む自分がいる
→「やること一杯あった」と今さらながら慌てる
◎植物や天然石にやけに手をかけるようになる
→引き続きお世話はするけど、かつての異常な手のかけ方はしていない
◎ちまちました作業が好きになる
→一切やっていない
◎急に「家族ぐるみ」の付き合いが増える
→ほぼゼロになる

という感じ。
次のサイクルに不要なものは綺麗さっぱり消えてなくなりました。


***


さて、コアナンバーにない数字「6」を体験し終えた私は、
今度はコアナンバーにある数字「7」を体験する時期に突入しました。

バースナンバー、デスティニーナンバー、パーソナリティナンバーの3つが「7」で、
もともと「7」気質が非常に強い私。

そこにイヤーサイクル7が加わり、景色も出来事も
すべてが「7」を帯びることになります。

数秘の師匠がよく


「イヤーサイクルとコアナンバーがヒットすると、
その数字の意味が2倍どころか2乗、3乗に強くなる」

 

と言っていたのですが、まさにその通りだと実感します。

この言葉の意味は、

●その数字に関連する出来事が起こりやすくなる

ということでもありますが

●その数字らしい事象が強烈さを増す

とも捉えられます。

 

ちょっと分かりにくい表現になってしまいましたが、

7(ネツァック)らしい事象は、例えば「逃避」があります。

なぜネツァックが逃避になるのかについては、拙著

 

 

(前略)マルクトから始まる自己回帰の旅路では、自己回帰地点であるティファレトのひとつ手前がこのネツァックということになります。これは自己回帰を達成するための最後の関門がネツァックであることを意味します。

 

ネツァックは「自己回帰」というゲームにおいては最難関地点であり、それまでどんなにストイックに自己鍛錬を積んできたカバリストであってもこのネツァックの領域で情動に屈してしまった、つまり自身の本能や欲望に負けてしまった、ということがよくあったそうです。

とご紹介しています。

 

ネツァックは私たち人間の「本能」や「欲望」を司るセフィラで、

イヤーサイクルとコアナンバーがヒットすると

その「本能」や「欲望」が大変顕著に出やすくなり、

それによって本来の目的・本道から逸れてしまう=逃避

という事態に陥ります。

 

 

ネツァックは金星に対応していることもあり、

本能あるいは欲望が「情愛」や「性欲」という方向に出やすいとされているものの

実際には、私たちの本能はそこまでシンプルではなく、

本能が何を欲しているかは人それぞれです。

 

家族愛がほしい

必要とされたい

力を持ちたい

 

色々あるとは思いますが、多くの人にとって共通している欲望は

「安全地帯にいたい」

ではないでしょうか。

 

どこが安全地帯かは、これも人それぞれです。

家庭のなか、という人もいれば、大企業の組織のなか、という人もいるでしょう。

 

その安全地帯から出ないための「逃避」が

イヤーサイクル7になると強くなる、

コアナンバーとヒットしている人はより顕著になる、

というわけです。

 

私個人の体験ではありますが、

コアナンバーとヒットしている時期の逃避は

他の人から見ても「いや、それ変じゃない?」と分かるほどで、

他人から指摘されて初めて本人も「ほんとだ!」と気づく始末。

 

うわーーーこんなナチュラルに人って逃げようとするんだーー

 

と、ある意味感心するほどです。

 

お酒に逃げるとかそういう分かりやすい逃避ならまだマシ(?)で、

ものすごく自然に、モノの考え方がすり替わっているので全然気づきません。

 

例えば、なにか新しい挑戦をしようとして

当初は「自分の思い描いた予想図をしっかり完成させるぞ!」

と思っていたのに、いつの間にかゴール地点が

「とりあえず”完成”できれば良しとする」

に変わっている、みたいな感じです。

 

自分の思い描いたものをしっかり完成させること

から

完成させること

に変わっているわけですが、一見違いが分かりにくいし
本人は変えた自覚がないからさらに分からない。

 

これがネツァックの巧妙さです。

 

あまりに巧妙で、今までの私は自身のネツァックの罠になかなか気づけなかったのですが

今年はイヤーサイクルとヒットしたことで、不自然なくらい強烈に出てくることが増え、

さすがに自覚できるようになってきました。

 

ネツァックが強烈さを増すと、逃避欲が強まってそれはそれでしんどいですが、

影も形も見せなかったネツァックがやっと分かってきたという点で

今年はしんどいながらも、そこから目を背けなければ大成長できる年になりそうです。

 

そういえば、そういう状態をあらわしたのが

タロットカードの「Tower(タワー)」でした。

Towerは16、つまり7のカード。

 

今年は、私にとってTowerの年。

 

改めて気を引き締めてまいりたいと思います。

 


 

 

 

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via SEVEN STARS