私はいま、AURA(アウラ)というユニット名で、インディアンフルートの演奏をしています。

 

演奏をしていますと言っても、今年2月にインディアンフルートを習い始めたばかりのド素人。

 

定期的にメンバーで集まってコツコツ地道に練習をしていますが、少し上達しては次の壁にぶち当たり、インディアンフルートという楽器の難しさ、奥深さをじわじわと体感しております。

 

 

そんなAURAが初めて人前で演奏するのが、11月10日に開催される、インディアンフルート教室の合同発表会。

 

約10分程度の持ち時間のなかで、オリジナル曲を含め4曲を演奏する予定です。

 

演奏を聞いてくださるのは、教室の生徒さんかその身内の方々がほとんどで、デビュー演奏の場としてはそこまでハードルが高くなく、ちょうど良いステージだろうと思います。

肝心の腕前はまだまだではありますが、荒は多いもののまあ何とかカタチにはなってきたかなという感じ。

 

緊張のドキドキ半分、その日が楽しみ半分、といった心持ちです。

 

 

 

 

 

と、ここで話は変わりまして、私のイヤーサイクルは13。

イヤーサイクルは言ってみればその年1年間のテーマ、という風に捉えることができ、「13」という数字の意味はこちらの記事でご紹介したとおり(→

 

「現象化」

 

がキーワードになります。
 

私の2019年は、今まで取り組んできたことの結果や、心の中で抱いている感情や観念が目に見える形で表れやすい年といえます。

 

今年の誕生日以降、もう勘弁してよという勢いで様々なことが現実化してきましたが、昨日の晩も、起きました。

 

起きました、というか、やっちまいました。

 

 

料理中に、左手の人差し指を負傷。

 

 

硬いゴボウを包丁で切っている時に、うっかり人差し指の爪をグリッとえぐってしまいました(痛い話でごめんなさい)。

切った瞬間は、痛いとかそんなことより、こりゃフルート絡みだなとすぐ分かりました。

横で見ていたダンナの方が「早く!絆創膏!!」と焦っていて、こういう時って当事者は逆に冷静になるんだなぁなんてことを思ったりしてました。

 

なかなか止まってくれない血に少しビビりつつも、ケガの処置をしてから心身相関の本を読んでみたところ、

 

指、特に人差し指を切った原因は、自分の思考(エゴ)から生まれた恐れにある

 

と書かれておりました。

 

 

出た…恐れ……

 

 

頭では緊張半分楽しみ半分なんて思っていましたが、本当はめっちゃ怖いんでしょうね。

たしかに、発表会のことを考えると指先が冷たくなるのを感じます。

 

でももういちいち何かあるたびに怖い怖い言ってるのも自分でうんざりしてきたので、怖くないふりをしていたのかもしれません。

 

また、爪の意味を調べたところ、爪は本来は「保護」を意味しているようで、今回はその爪を切ってしまったので、過剰に防御姿勢に入っていたのかなと推察。

さらに言えば、指は「人生の細部」を表しているので、今私が怖がっていることは本来はささいなことなのです。

 

 

分かってます。分かってるんですが、つい、いざ発表の場で指が全然動かなかったらどうしようとか、メロディが飛んだらどうしようとか、考えてしまうのですよね。

 

こうやって書いてみて改めて自覚しましたが、すごーくそういうことを想像してました。

 

指が動かなかったらどうしようは何度も何度も考えていたので、そのまま当日を迎える前に、こうやって現象としてお知らせしてくれたのかなと、思います。

 

もう少し軽いケガでも良かったんじゃないかと思わなくもないですが、きっとそのくらい大きな恐れだったということでしょう。

 

 

 

 

 

 

あと、笛のコンディションもあって、もう発表会前だから根詰めて練習するのはやめようとみんなで話していたのにそれでも吹き続けていたので、そこにもストップがかかったかなとも思います。

 

同じ指のケガでも、小指だったら練習するのに支障ありませんでしたし。

 

 

こうなるともはやじたばたすることはできず、粛々とその日を待つのみ、です。

 

 

そうか、そんなに怖かったか~と気づくと、指の痛みが引くのも不思議なものです。

 

 

現象化の13はしんどいことも多いですが、こうやって自覚していない自分の状態を知らせてもらえるのは、ありがたいものです。

 

おそらく当日になったらまた怖い怖いと頭の中がうるさくなるとは思いますが、少なくとも今は、確かに昨日まではザワついていたなと分かるくらい、平穏な気持ちです。

 

そういえば、こんなタイミングで指をケガしたのに、そのことへの焦りとか後悔とか自責の念とか、ないな。

 

分かれば大丈夫。

気づけば終わる。

 

本当に、その通り。