みなさまどうもこんばんは。
「懐かしの」と呼ばれるものをリアルに見てきた世代になってしまって泣きそうなHatiです。
今回は個人的になじみ深い尾久車両センター公開時に目隠し代わりによく使われていた客車たちに注目してみたいと思います。
まずは2010年の尾久公開から。
スハネフ14-35
廃止された北陸の14系が北陸表示のまま目隠し扱いで置かれていました。
目隠しというかもうこの時は来場しなくても撮れる屋外展示的な感じでしたねw
今回はこうした客車を特集しますがちゃんと来場していますよw
尾久のヌシ的な感じであった「ゆとり」用のスロフ14-701、スロフ14-702
ちゃんと展示として参加したこともありましたね。
現在では木場のレストランとして保存されている夢空間用オロネ25-901
夢空間はオシ25-901、オハフ25-901とこのオロネ25-901で組まれていましたがせっかくなので写真をあさってきたので少し脱線して・・・
オハフ25-901です。
写真は2010年5月の物。
そしてこちらがオシ25-901
2010年時点ですでに新三郷のららぽーとに2両は保存されていました。
オロネ25-901だけこのように残っていたわけなんですが・・・
翌2011年の写真です。
木場にあるレストラン「アタゴール」に渡されその姿を見ることができます。
この写真はその際の最後の回送でJRオンレールでは最後の写真となりました。
大宮で入れ替えを行っている姿です。
というわけで夢空間は実は3両すべてがその姿を現在でも見ることができます。
ではちゃんと企画に戻りますw
こちらも尾久のヌシw
マヤ34-2004です。この姿を見て「あぁ~!確かにこれ毎回いたわ!!」ってなった方は多分同士ですねw同じ時期にがっつり鉄活していた方かと思いますw
めちゃめちゃマイナーかつこの時点ですでにボロボロだったのであまり注目こそされませんでしたが線路のゆがみや幅が狂っていないかを見つけるいわばドクターイエロー的な役割をしていた客車になります。
現在ではE491系East i_Eやそのディーゼル版キヤE193系East i_Dが行っている業務ですね。
現在マヤ34を使用しているのはJR九州くらいになりましたが、かつては検測のため各社で保有しており、機関車で牽引して検測作業をするのはもちろんのこと、客車列車の編成に挟んだりクモヤ143や気動車で挟んで使ったり挙句地下鉄規格の常磐緩行線で検測するときは203系のサハと一部モハを全部取っ払ってその真ん中にこれを挟んで検測していたりしましたね。
マニ50-2186
「リゾートエクスプレスゆう」というジョイフルトレインの非電化区間走行時の電源車となるように改造されたものでその経緯から「ゆうマニ」という愛称で知られていました。
所属は尾久ではなく勝田なのですがなぜか尾久に居たイメージが多いです。
こちらも現在はその電源車としての性質を注目され、伊豆急行のロイヤルエクスプレスの北海道運行時の電源車として再改造され使用されています。
尾久の客車たちはそのほとんどが解体されてしまったのでオロネ25-901とともに現存することを考えると少しは恵まれているのかなとは思います。
で、ここでまた脱線して
ゆうマニは以上の経緯から覚えてる方が多そうですが、肝心のリゾートエクスプレスゆうが忘れ去られそうなのでこちらも引っ張り出しておきますw
特徴的な外見でとてもかっこよかったですね・・・。製品化してほしいけど実車がいなくなってだいぶたつのでもう無理かな・・・。
ここからは元の企画に戻りますが2014年の尾久へ吹っ飛びます!
定期運行終了を1年後に控えた北斗星用のオロハネ24-501
デラックス編成になって以後は北斗星用の客車も余剰が発生していたので留置車両としてこうしていたり乗務員訓練に使用されたりしていましたね。
オロネ25-7
若干方向幕に見えていますがなんとこの客車は寝台特急「出雲」や「富士」「はやぶさ」で使用されていた客車。
方向幕もなんと特急「出雲」出雲市行き。
その名称は285系に「サンライズ出雲」として引き継がれていますね。
オシ24-701
同様に出雲やあさかぜなどに使用されていた食堂車。
北側の食堂車というと個人的には電車特急改造のスシ24だったので丸屋根の食堂車を見た時にはかなり興奮しました。
目隠し役としてもめったに表に来ることが少なかった車両です。
再びゆとりのスロフ14-701、702
この時は編成末端で顔が撮れる仕様。
展示ですが尾久といっては忘れてはならないカヤ27-501
カシオペアの電源車カハフE26に故障、もしくは点検で編成から抜かなければならなくなった際客車に電源が供給できなくなってしまうのを防ぐため作られた予備の電源車です。
見た目は王道ブルートレインなのに塗装が近代的なカシオペアにそろえられていて異質な車両でしたw
ちなみにこの車両も現在まだカシオペアが存続しているためか解体はされていないそうです。
公開エリアから見た車両センターの一幕ですが、こうして切り取ってもブルトレの車両がこれだけいたんですよね・・・。
カニ24-507
北斗星に使われる電源車です。
オハ25-503
北斗星東日本編成時代に使われていたロビーカー。
デラックス編成でJR北海道と混結して組成するようになってからは出番がなかった車両ですが、その反面訓練では非常によく連結されていた余剰車というイメージがありました。
臨時化後はなんと編成に復帰を果たし再び北斗星として活躍する姿を見られましたね。
特徴たるロビーカーのロゴも誇らしげに。
スシ24-504
北斗星に連結されていた食堂車「グランシャリオ」です。
やはり北側へ向かう寝台特急の食堂車と言えばこのイメージが強くついています。
電車特急からの改造車なので高さの合わない屋根、微妙に短い車体長、TR69という電車型の台車、改造種車によって違うクーラーと見どころたくさんの車両でした。
14年公開ではこんな奥のほうに隠れてしまっていたマヤ34-2004もしっかり撮影。
実は24系でこんな一幕も撮れました。
E259系がちょっとあれですがw
そして最後は尾久ではないですが尾久のヌシの最後の雄姿を。
2015年、ほとんどの車両が現地で解体される中、ゆとり用のスロフ14-701、702のみ長野へと回送され、この時のみ本線上を走行する「ゆとり」の姿が再来することになりました。
編成こそ短くなってしまいましたがその雄姿は在りし日を感じさせるほど重厚な音を立て走り去っていきました。
撮影は誰もいなかった浦和駅w電柱が刺さりますが何かしらの用事があってここにしたと思います。
回送時は「ゆとり」のマークこそ出してはくれませんでしたが高架化して湘南新宿ラインの駅までできた浦和駅を通過するゆとりはかなり新鮮でした。
というわけで懐かしの尾久に居た客車たちでした。
では!また次回!