こんにちは。

行徳の訪問マッサージ師　田口です。

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毎日病気の話ばかりも疲れるので、毎週日曜日には、少し脱線した話題を記事にしています。

先日、大学時代のゼミ仲間であるK子（京都在住）から連絡が来ました。

「東京に行くので、時間がある人は遊んで！」

K子が来るならと、私を含め関東在住の仲間たちが男女8人集まりました。

席上、誰かがこんなことを言っていました。

「そういえば、今年は卒業してちょうど30年やな」

30年も変わらず付き合い続けてくれる仲間たちには、感謝しかありません。

でも実は私、K子とは学生時代に話をしたことすらなかったのです。

ゼミは50人程の大所帯でした。

みんな仲は良く、長期休みには海へ行ったりスキーに行ったりしていたようです。

「ようです」と伝聞調で書いたのは、私は一度も参加したことがなかったからです。

所属するアメフト部の練習があったため、一般的な学生生活とは無縁だったのです。

ですのでK子の他、ゼミ仲間の何名かとは話す機会がありませんでした。

きっかけは、卒業式後の謝恩会でした。

二次会でみんな酔いも回っていたところ、私は落ちていた1本のフィルムを拾いました。

（デジカメがなかった時代です）

周辺に声を掛けましたが、みんな酔いが回っているため収拾が付きません。

仕方がないので持ち帰りました。

悪いとは思いつつ、現像しないことには持ち主の手がかりがつかめません。

ところが出来上がった写真を見ても、誰…？となってしまいました。

ただ1枚だけ、家の前で撮った写真に表札が見えました。

学部の学生名簿で調べると、その苗字が一人だけだったのです。

早速、私は手紙を書いて写真を送りました。

後日、K子から丁寧な返事がありました。

フィルムを落としたことは、翌日まで気付いていなかったそうです。

それを知ってとても落ち込んでいたようです。

そこへ私から写真が送られてきたので、一家で大喜びだったとのこと。

それ以来、K子とは飲み友達になりました。

学生時代に話をしたこともなかったのに、その後30年も付き合うことになるとは…

1本のフィルムから始まった縁ですね。

今でも、誰かが関西へ行けば関西在住組がもてなしてくれますし、関東へ来れば関東在住組が集まります。

良い友達に恵まれたことに感謝しております。

余談ですが、私もK子も未婚の独身です。

残念ながら、飲み友達以上の縁はなかったようですね（笑）

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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1本のフィルムから30年の付き合い