こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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脳出血を発症したTさん(50代男性)は、右片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
麻痺と聞いてイメージするのは、「運動麻痺」だと思います。
体が動かしづらい、あるいは、まったく動かせなくなることですね。
麻痺は他にも、感覚が障害される「感覚麻痺」があります。
体の感覚が鈍くなったり、痛みやしびれなどの症状です。
先日訪問した時に、Sさんはこんな話をしていました。
「病気して以来ずっと、鼻が右側だけ詰まる感じがしていた」
私は今まで患者さんの感覚について、「片方の目が見えづらい」とか「片方の耳だけ聞こえづらい」ことは、よく聞いていました。
鼻の症状を聞くことはなかったので、意外な感じがしました。
よく考えれば、十分に起こり得る症状ですね。
上記のSさんの話には続きがあります。
「それがリハビリで運動し始めてから、徐々に鼻が通るようになってきたのです」
患者さんに何らかの改善が見られれば、私も嬉しいですね。
私は医師ではないので、この事例を医学的に説明できません。
個人的には、運動との相乗効果が大きいと思っています。
人間の運動神経と感覚神経は、ほぼ平行に走っています。
ですので、体を動かして運動神経を刺激すれば、感覚神経も一緒に刺激されることになります。
運動によって起こる、相乗効果ですね。
感覚麻痺の改善は、なかなか難しいものです。
運動神経を刺激して感覚神経を活性化させることも、その方法の一つです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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