こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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訪問マッサージにおいて私が重視するものに、筋肉の『ストレッチ』があります。
ストレッチとは、筋肉をゆっくり伸ばす動作を言います。
こんな図がイメージとして浮かぶと思います。
筋肉の柔軟性を高めるためには、重要な動作です。
脳卒中の患者さんは、筋肉が硬い傾向があるものです。
後遺症による麻痺で、なかなかご自分では動かせません。
筋肉は動かさなければ、益々硬くなるという悪循環に陥ってしまいます。
ですので、しっかり筋肉を伸ばすことは大切です。
先日、ある患者さんから質問されました。
「この膝は、伸ばさなくて良いの?」
まさに上記のストレッチを行っていたときのことでした。
写真にあるストレッチは、太腿の裏の筋肉を伸ばす動作です。
太腿の裏の筋肉は『大腿二頭筋』と言われ、主に膝を曲げる動作で使われます。
膝を曲げる動作は、日常で数多く行う動作ですよね。
ですので日常生活には、その動きが欠かせない筋肉と言えます。
上記の写真では、患者さんの膝がわずかに曲がっています。
このストレッチは、膝を伸ばして行うイメージがあるかもしれません。
逆に言うと、膝を伸ばさなければ意味がないようにも思えます。
患者さんは、それが気になったのだと思います。
これは健常者でも、ご自分で試してみるとよくわかります。
何でもよいので、普通に腰掛ける椅子を用意します。
立った状態でそこへ片方の足を、膝を伸ばして乗せます。
そのまま上半身を、椅子に乗せた膝に近づけるように倒します。
すると、太腿の裏が突っ張るのがわかると思います。
大腿二頭筋が伸びている状態です。
次に、膝を少し曲げて足を乗せてみてください。
同様に、上半身を倒すとどう感じるでしょうか?
やはり、太腿の裏が突っ張る感じはあると思います。
ただし膝を伸ばしたときよりも、少し楽に感じたはずです。
つまり、膝を伸ばしても曲げても、太腿の裏の筋肉が伸びることには変わらないのです。
運動の強弱が違うだけなのです。
例えて言うなら、エアコンの操作のようなものです。
暖房のボタンを押せば、暖かい風が出てきます。
その風量を「強」にしても「弱」にしても、暖かい風が出ることには変わりません。
風が強いか弱いかの違いだけですね。
大腿二頭筋のストレッチも、同じようなものです。
膝を伸ばしてのストレッチは、健常者でも結構きついものです。
脳卒中の患者さんではなおさらなので、私は患者さんの膝を少しだけ曲げて行っているのです。
モードを「弱」にしているのですね。
もちろん、膝を伸ばして問題なくできるのであれば、それに越したことはありません。
痛いと感じる手前の状態を追求することは、大切なことです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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