こんにちは、行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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『腰部脊柱管狭窄症』(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)を患ってるUさん(80代女性)は、このところ症状が安定しません。
人の首から腰にかけての骨は、円柱状の積み木が重なっているようなものです。
首から腰にかけての骨を総称して、『脊柱』と言います。
脊柱も、首は『頚椎』、胸(背骨)は『胸椎』、腰は『腰椎』に、それぞれ分かれます。
1個1個の円柱状の骨には、神経の束が通る穴が開いています。
この穴は、『脊柱管』と名付けられています。
脳から下半身へつながる神経は、この脊柱管の中を通ります。
何らかの要因で、脊柱管が狭くなってしまうのがこの病気です。
脊柱管の狭くなった部分が、中を通る神経に触れて刺激します。
そのため、刺激された部分から下の箇所に、痛みやしびれが出るようになります。
その結果として、歩きづらくなってしまうことがあります。
先日訪問した際も、「今日はまたお尻が痛む」と話していました。
Uさんは普段の生活では、居間の椅子で座って過ごすことが多い人です。
この日は「ずっと座っていると辛い」とのことでした。
こういう腰痛・臀部痛は、じっとしている方が辛いんですよね。
私も腰のヘルニアの経験があるのでわかります。
「こういうときは、横になっても構わないのですか?」とUさんに聞かれました。
もちろん、無理して座っている必要はありません。
一日のうちで、横になる時間があっても問題ありません。
ただし、一つだけお願いしました。
「ずっと寝てばかりいることは避けてくださいね」
横になりっ放しも、腰やお尻が痛くなるものです。
それを避けてもらいたい思いが第一でした。
でも実は、裏の意味があってのお願いだったのです。
Uさんは横になるときは、決まって居間の隣にある自室のベッドで横になります。
居間と自室の間は、こうした歩行器を使って、自力で往復します。
そして座るときは、必ず居間にある専用の椅子に座ります。
決してベッドで座っていることはありません。
つまり、必ず歩く機会ができるのです。
大した距離ではないですけどね。
表向きは痛みを回避する方法として座る→寝る→座るを勧めていますが、裏には少しでも歩く機会を作る意図があります。
実はこのことは、Uさんには伝えていません。
律儀な人なので、必ず自力で居間と自室を往復すると思います。
長い距離の歩行練習も、大切なことです。
しかし短く歩く機会を多く作ることも、意外と効果的です。
少しずつでも”機会を多く作る”ということがポイントです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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