言葉に思いをのせる | 介護日記ちよさん認知症?はーい

介護日記ちよさん認知症?はーい

認知症の母と同居して認知症介護を在宅介護でのりきり看取りました。生前の最愛の母の要介護認定は、要介護3。車いす・介護ベッド・杖・歩行器などを介護保険でレンタル利用。デイサービス。ショートステイ。訪問介護も利用。毎日転倒や誤嚥性肺炎に気を使いながらの介護日記

さいきん息子(介護請負人)が、カメラでお写真をとって、みなさまにお見せするんだと、張り切っていますね。



ちよちゃん、お目めが悪いので、どんな風に写っているのかよくわからないのが、少しさみしいです。



でもちよちゃん思うのですよ、昔から人間の貴重な情報源は、本だと。



だから、ちよちゃん作文でほめられるとうれしかったです。



「坂田、お前は作文がこんなに得意なんだが、数学が、からっきしだな」

「数字を見ると、頭が痛くなるんです」

「そうなると、大学は無理だな」

「英語の勉強もするのは大変だし、すぐにお嫁さんになります」

「これから、女子も学問を身につけた方がいいぞ」

「でも、許婚の方と結婚して、家業を継がなければなりませんからね」

「そうか、跡取り娘も大変だな」



こんなことを思い出し、息子に聞かせました。



昨日初めて、亡き夫が息子に、

「将来医者になってくれると、うれしいんだが」

「とうさん、僕は、かあさんみたいに文章を書くのが好きだから、文学部に行くよ」



高校二年生の時の進路相談で、父親に言ったそうです。それに

「とうさん、進路の話は遅すぎだよ!いまさら変えたら、東大に受からなくなるよ」とも言ったとか。



両親の思いは、はやくから子どもたちに言うべきでしたね。



ちよちゃん、反省!