今日、フジテレビで、
「春は黄色いお花が多い理由」
が、放送されていました。
今の季節、黄色い花は、目立つから、昆虫は受粉しやすい・・・というようなアバウトな説明がされていましたが、昆虫にとっては、合ってるとも、合ってないとも言い切れないような、おはなしでした。
なぜなら、昆虫とわたしたちとでは、 「色の見え方」が
違うからなんです。
わたしたち、人間にとっては、雪の上に黄色いお花があっても、どちらかというと、目立ちにくいとしか、言い様がありません。
鮮やかな黄色は、目立つ色ではありますが、
バックの色が黒ならわかりますが、説明のイラストはこんな感じに雪の上に
黄色い花が咲いているイラストを持っていたような・・・
昆虫は、わたしたちの眼と違って、紫外線の範囲まで見えているので、
紫外線カメラでこのような黄色いお花を写真で撮ると、
花びら外側は、人間にとって、白に見えていて、
受粉される雌しべの近くは、鮮やかな赤に見えているようです。
虫にとって、黄色いお花は、右のように見えているのでは・・・
これも、一概には言えないようで、私たちにとって、同じように見える黄色いお花も虫にとっては、青紫や赤紫や、青に見えていたり
するようで、花によって
見え方が異なるようですが、雌しべの位置は、明らかにわかりやすく
なっているようです。
人間が実際見えている可視光線の範囲は赤からヴァイオレットと言われる青紫までと言われています。昆虫は、紫や赤紫などの紫外線も見えています。
人間にとって、白いお花は、昆虫には、鮮やかな青に
見えていたりと、色は違うものの、受粉しやすいように、雌しべの近くは、
鮮やかに見えていることには変わらないようです。
これも、ほんの一例です。
だから、虫が黄色い花が好きっていうことには、ならないわけです。
よく、虫は黄色を好むと言われていますが、その黄色いお花でさえ、
虫にとって、何色に見えているか、一概には言えないのです。
紫外線カメラなどで撮ってみないとね。
わからないのですが、「好む」とは、言えなさそうですね。
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