はやくも、今年NO.1と名高い美術ミステリーの分野に入る
原田マハさんの「楽園のカンヴァス」。
これ、いいですね・・・
ダヴィンチ・コードも美術作品まつわるミステリーでしたが、こちらもそうです。
今度は、ルソーとちょいピカソが出てくる作品。ルソーと言えば、「うまい」か「良さが分からない。」か、「天才」か「凡人」か、なんとも表現できない画家。日曜画家とか、キアロスクーロ(遠近法)など用いない子供のベタ塗りなどと揶揄されるかと思いきや、「天才画家」とも言われ、評価が分かれる。
今回は、そのルソーの作品が、贋作か、真作かという謎解きミステリー。
しかも、このミステリーもノンフィクション?それとも・・・というような、ところが、またいい。物語はシンプルですし、登場人物も多くないので、ちょっと書けば、結末が分かってしまうほどですが、結末は、爽やかでほっとします。これは、映画化しても、面白いかも。日本人でもこんなに、西洋美術に詳しい作家さんがいるとは・・・しかも、美術館などでも働いていたんですね。これからも、面白い美術ミステリーも書いてくださいそうで、楽しみです。おススメ
こないだ、鶏で有名な「若冲展」も見に行ってきました。日本画家の作品展を見に行くのは、はじめて・・・これまた、すごい。